元宝塚歌劇団 雪組トップスターの望海風斗（のぞみふうと）が主演をつとめるブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』。２月の大阪開幕に先立ち１月１１日、大阪市内で会見がおこなわれ、退団後に感じた自身の「ホーム」についての
心境を語った。

今回『ドリームガールズ』が上演される劇場は、「梅田芸術劇場 メインホール」（大阪市北区）。在団中にも定期的に公演をおこなっていた劇場で、「トップスターへの登竜門」とも称される思い入れの強い場所なのだ。

「宝塚大劇場でトップになる前に、シアタードラマシティ（メインホール横）で主役をさせてもらうというのが、ひとつの目標でもあったんです。いろんな思い出、ドリームが詰まっていて、ホームな感じがする」と、強く話す望海。「（ここに立つと）いろんな思い出が蘇ってきて『おもしろいことしなきゃ！』となります（笑）」と記者陣からの笑いを誘った。

そして、そんな「ホーム」繋がりで、本拠地である宝塚のことも触れ、「変わらずに応援してくださり、『おかえりなさい』という空気に救われる」と話し、「タカラジェンヌが歩いていたり自転車乗ってる、あんな夢みたいな敷地あるんだな（笑）、と思います。地域の人もすごくあたたかく、タカラジェンヌというよりも『生徒さん』って呼んで親しんでくれる。独特な空間で、居心地が良かった」と、２０年以上過ごした思い出の地を振りかえった。

◇

ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』は３人の歌姫がスターダムを駆け上がるアメリカン・サクセス・ストーリー。全２７曲の豪華ナンバー、見応えのあるダンスシーンとともにグラマラスなショーが繰り広げられる。大阪公演は２月２０日〜３月５日まで。チケットはＳ席１万４５００円ほか、現在販売中。