■ 意外な素顔「誕生日を祝われるのとか･･･苦手」

──ところで、城田さんにとってクリスマスってどんな日ですか？ 案外みんなそれぞれだと思うので。

まず小さい頃はクリスマスが自分の誕生日だと思い込まされて、育てられたので。本当は１２月２６日なのですが、プレゼントをひとつにするために（笑）。ケーキもクリスマスケーキなので、「誕生日おめでとう」と言ってもらえる、特別な日ではありますね。

でも大人になってからだんだんクリスマス自体には憧れとかが無くなってきて、女性が抱くようなキラキラした「素敵な男性と過ごして･･･」、男性でも「デートして･･･」っていうのがあると思うんですけど、僕はそこが薄れてきていて。でも街の雰囲気やイルミネーションとかクリスマスメドレーとかは好きなので、車を運転しながらかけるんですが（笑）。

──そうなんですね。チキンを食べたり！とかはしない派ですか？

今でこそやってないですけど、ある時期まではクリスマスツリーは部屋に飾ってたんですよ。でもあるときから、イベントごとに対しての感動が薄れてしまったんです。変わっちゃったんですよね、人生観が（笑）。

でもみんなの楽しそうな姿を見るのは好きなので、矛盾してるんです。そして、誕生日を祝われるのとかも苦手で･･･気を遣ってしまうので。少人数のご飯だったらいいんですけど、大人数に「おめでとう」って言われるのは恥ずかしいし、照れくさい。後は誕生日がクリスマスと直結していることもあって、クリスマス会とかに行くと、自動的に誕生日迎えちゃうから気を遣ってしまう。だからあんまり誕生日会とかクリスマス会は「大丈夫で〜す」といった感じになってしまう。

──今年はイブが関西公演の西宮ですね。なにかコンサート以外で「らしい」ことは計画されていますか？

今年はありがたいことに、「優くん２４日、２５日あいてない？」って友だちが言ってくれたので、「本当に大丈夫だよ」「そんなこと言わないで祝わせてください」と言われ、「みなさんの都合がいい方で大丈夫です」と返事をしました。ちょっとだけ、祝われてきます（笑）。

──でも、今回のコンサートでは城田さんはお祝いする側、クリスマスという日を届ける側になりますからね。

そうです、私はみなさんにとってのサンタクロースになれればいいなと思っています。どんな願いや思いがあるにせよ、みなさんが素敵な思いを込めてその日を過ごしていたり、準備したりすると思うので、そんな人たちのために、２４日は素敵な音楽を奏でたいですね。

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『ビルボードクラシックス スヌーピー プレミアム・シンフォニック クリスマスコンサート２０２２』は、１２月２４日に「兵庫県立芸術文化センター」（兵庫県西宮市）でおこなわれる。チケットはＳ席１万２０００円、Ａ席８５００円。