JR西日本、うめきたエリア開業で「大阪〜和歌山が33分短縮」

2022.12.9 17:45

うめきたエリア開業に伴う運行計画を発表する三津野隆宏執行役員(12月9日・JR西日本本社)

(写真4枚)

「西日本旅客鉄道(JR西日本)」(代表:長谷川一明)は12月9日、大阪駅(うめきたエリア)開業に伴う運行体系を本社のある大阪市内で発表した。

会見では2023年春、同駅の開業により特急「はるか」と「くろしお」が同駅に停車することが明かされた。これまで、いずれの特急も貨物列車の運行に使用されている東海道線支線を経由していたため、大阪駅と近接しておらず、ホームもないことから大阪駅を通過していた。

今回新たに平日朝7〜9時台に到着する「草津・京都」方面から「大阪」までの本数は「はるか」で5本、「関西空港・和歌山方面」から「大阪」までは「はるか」4本、「くろしお」が4本となる(一部「くろしお」が西九条駅に停車していたが通過に変更)。

またこれにより、「大阪〜関西空港」は「関空・紀州路快速」で1時間7分を要するが特急を利用することにより47分に短縮され、「大阪〜和歌山」は1時間30分の所要時間が57分で移動可能となり、33分も短縮される。

さらにこの日、八尾市から新大阪駅を結ぶ「おおさか東線」の列車も同駅まで乗り入れると公表。それにより短縮される大阪駅までの所要時間(昼時間帯)は、新大阪駅での乗り換えが不要となるため各駅約4分短縮されるほか、「JR淡路駅」が新たに直通快速の停車駅になるという。

三津野隆宏執行役員は、「うめきたエリア開業は、関西エリア全体のネットワーク強化につながる。新型コロナが落ち着きを見せた後、大阪・関西全体が活気を取り戻し発展していくための良いきっかけになれば」と期待を込めた。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本