ラベルのデザインなどを自由にカスタマズできるコーヒーショップ「ＴＡＧ ＣＯＦＦＥＥ ＳＴＡＮ（Ｄ）（タグコーヒースタンド）」。関西初の店舗が１２月１２日、映画館「１０９シネマズ大阪エキスポシティ」（大阪府吹田市）内にオープンする。

■悩むこと必至、デザインは３５００種以上

「世界に１本だけ」のペットボトル飲料が作れるサービスとして、「サントリー食品インターナショナル」（本社：東京都港区）が開発し、２０２１年１０月から映画館に導入されている同店。関東などの既存４店舗では、女性を中心に記念日の思い出作りや推し活ドリンクとして楽しむ遠方からのお客も多いという。

注文方法は、スマホや店頭タブレットから専用サイトにアクセス。まずは「コーヒー」か「紅茶」を選び、フレーバーや甘さ、コールド・ホットなど組み合わせ次第では８０種以上のバリエーションから自分好みのものをチョイスしていく。

さらにお楽しみは３５００種以上のデザインがそろうラベル。期間限定も登場し、映画の余韻に浸りたい観客には作品とのコラボデザインが好評とか。色別から検索し、アイドルなどのメンバーカラー「推し色」をベースに選ぶことも可能だ。最後に名前やメッセージなどのテキストを入力すれば完成。画面に表示される２次元コードを店頭で提示して注文が完了する。

■日時もラベルに印刷…「その時だけの記念品に」

ラベルに好きなアーティスト名などを入れる人も多いため、受け取り時にも抜かりない仕掛けが。ＢＯＸの扉を開けると、ボトルが置かれている台はまるで「小さなステージ」のような造りとなっており、受け取り時にも気分が上がる。大阪の店舗には複数のボトルが並ぶディスプレイも設置され、自分のボトルを置いて「映え写真」が撮れるフォトスポットに注目だ。

ラベルには注文した日時も印刷されるのが魅力で、広報部・蛭田順也さんは「自分へのプレゼントとしてもおすすめで、学生さんでも手軽に購入できるその日、その時だけの記念品になれば。自宅で２～３時間かけてデザインを選ぶ方もいますので、作る過程から楽しんでいただきたいですね」と呼びかける。

メニューはコクを引き出すための多段階抽出のコーヒーほか、フルーツティーや期間限定のチャイなど、約４００ｍｌ・５５０円～。営業は朝１０時～夜８時（土日祝は朝９時～）。

取材・文／塩屋薫