CRAZY COCO、輝かしいキャリアを捨て笑いの道を選んだわけ

「自分のパフォーマンスで人を笑顔にすることが生きがい」と語るCRAZY COCO
ツッコミどころ満載なCAネタがSNSで話題を呼んでいる、関西出身のエンターテイナー・CRAZY COCO。実は、新卒で商社に入社し、その後エミレーツ航空のキャビンアテンダントやコンサル業でキャリアを築いた、いわゆる「エリート」だ。
しかし2021年、コロナ感染をきっかけに「このまま本当にやりたいことをやらずに死んでいくのは嫌だ」と、35歳にしてエンタメの道へ。輝かしいキャリアを捨ててまで選んだのがなぜ「お笑い」だったのか? 「人を笑顔にするのが生きがい」と語るその思いについて、話を訊いた。
写真/バンリ 取材・文/Lmaga.jp編集部
■潜在的にはずっとこういうことがしたかった
───華々しいキャリアを築かれてきたなかで、それを捨ててまで選んだ道が「お笑い」だったんですね。
エンターテイナーになりたかったということに気付くのが遅かっただけですね。私の知り合いの女の子がコロナ軽症から2週間で亡くなってしまったんですよ。その子はまだ27・8歳だったのに。私もコロナに感染して入院してたので、その話を訊いたときに自分が死んでてもおかしくなかったんやなと思いました。
───当時はどんなお仕事をされていたんですか?
特定技能という在留資格を持ってる外国人の就労サポートの仕事だったんですけど、外国の方が職場で差別されたり奴隷みたいに扱われてたりしていることへの対処をしてました。
そんな生活の中、これまでの人生を掘り下げて考えてみたんです。そしたら、学生時代の文化祭で出し物やったりとか、結婚式の余興とかはもう10回ぐらい頼まれたりしてて、これからはもっとポジティブなことを発信していきたいと思うようになったんです。
───それを訊くと、(エンターテイナーに)なるべくしてなったように思えます。
大学卒業してからの10年は、その種をまいてたんだろうなって思います。それがエンターテイナーになるということに直結してなかっただけで、潜在的にはずっとそうゆうことがしたかったんや、人前でパフォーマンスして誰かが笑顔になってくれるのが自分にとって生きがいなんやって気付きました。そっからは全部振り切ろうと思いましたね。
■やっぱりオカンに笑ってて欲しい

───「自身のパフォーマンスで人を笑顔にするのが生きがい」という思いの根源的なものは?
根源はやっぱり、オカンに笑ってて欲しいっていうのが絶対あります。父がALS(筋萎縮性側索硬化症)で、私が2歳の時から病気やったんですけど、私は一人っ子なので、母からしたら私に苦労させてるって負い目があったのを幼いながらに感じてました。
オトンの世話せなあかん、お金も稼がなあかんのに、母は私には絶対しんどそうな姿を見せないんです。でも子どもって敏感やから分かるじゃないですか。だから自分がチョケてることで、母が「この子元気に育ってるわ」と思ってくれたらいいなっていうのがあったんですよね。
私が子どもの頃の話を母とすると「あんたはいっつもチョケてたし、絶対に人前で泣くような子じゃなかった」って言われます。だから根源は絶対そこやなって思いますね。
───お母さまとの絆が強いんですね。
めちゃくちゃ強いですね。母と私の間には不思議なことがすごく起きてて、エミレーツにも1度落ちてるんですけど、そのときちょうど母が胃がんが見つかった時期で、受かったとしてもいかれへんかったやんって。でも2回目受かったときは母の手術も終わって、めちゃめちゃ元気なときやったりとか。
あと、今回東京吉本所属になって3月末に上京したでんすけど、1カ月後ぐらいに母から連絡あって急性白血病になったと。もう母と私の運命って、そばにいろってことやと思うんですよ。
今は薬とかもうまく作用してて、めちゃくちゃ体調もいい。白血病って完治はしないんですけど緩解するし、今は薬のお陰で安定しています。スピリチュアルなことはあんまり信じないんですけど、多分なんかあるんやろうなって思ってますね。
───きっとなにかあるんだと思います。このお仕事をするなかで、大事にされていることはありますか?
『THE W』に初出場したとき、本当にたくさんのお友だちが駆けつけてくれたり、前職の社長にも「COCOは絶対エンタメにいけって思ってたから」と、今も応援して下さったりとか、マネージャーもすごく良い方に恵まれてるんです。私、本名が人徳の「徳」って書いて徳子って読むんですけど、人との繋がりは大切にしていきたいと思ますね。
♢
12月17日・夜9時〜放送の『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』(フジテレビ)に出演予定。
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