俳優のユースケ・サンタマリアが出演するミュージカル『おとこたち』が、２０２３年春に大阪で開幕。それに先立ちユースケのリモートインタビューがおこなわれ、意気込みを語った。

演出家の岩井秀人が手掛け、音楽には前野健太が参入。タイトルにもある「おとこたち」の生涯に起こるさまざまな愛、不倫、病といった壮絶な出来事がミュージカルとなった同作。

２０１４年に初めて上演された際は、誰しもが抱えるであろう「男の悩み」を痛快に描いた内容が反響を呼び、テレビ番組「クローズアップ現代『男はつらいよ２０１４』」（ＮＨＫ）でも取り上げられた。

そんな本作で、久しぶりとなる主要キャストでの出演を果たすユースケ・サンタマリア。意気込みとしては「今はまだまったく見えていない、怯えるだけ怯えて、稽古がはじまるのを待ちたい。ミュージカルとは言っているけど、おそらくミュージカルにはならない、謎の舞台になると思う。色んな意味でみなさんを裏切られるかな」と、マイペースに話すユースケ。

だがそんな「見えてない」という発言には、ユースケが信頼を置く岩井（演出家）という存在があり、オファー時は「岩井くんは安心できて、好きなタイプの演出家。（同作のオファーは）内容もよくわからずに決めた」そうで、固い信頼関係にあることを明かした。

岩井にこれほどのラブコールを送るユースケだが、２０１４年、２０１７年の原作舞台は「見ていない」と断言。３度目の上演となる『おとこたち』に新たなスパイスが加わることは間違いなさそうだ。

共演には藤井隆、吉原光夫、橋本さとしらが出演。ミュージカル『おとこたち』の大阪公演は、２０２３年４月８日・９日に「森ノ宮ピロティホール」（大阪市中央区）にて。チケットは１万１５００円で、一般発売は２月２６日。

撮影：源賀津己