リーグへの昇格条件をほぼ満たしているサッカー日本フットボールリーグの「ＦＣ大阪」（本拠地：東大阪市）。その最後の条件をクリアすべく、大阪府は『ＦＣ大阪Ｊリーグ昇格応援しよう』プロジェクトの実施を１１月１０日の定例会見で発表した。

昇格条件として、当該シーズンのホーム試合で観客動員数が３万人以上であることが残っている同クラブ。この基準を満たすためには２０日の最終戦（ｖｓ ＭＩＯびわこ滋賀）で３７３２人以上の観客を集めなければならない。

そのため、試合会場周辺では府政ＰＲイベントや、ワークショップ、『２０２５年大阪・関西万博』ＰＲをおこなうほか、万博公式キャラクター・みゃくみゃくともずやんも来場。府民を試合に無料招待することで観客動員を図るという。

当日のキックインセレモニーに参加予定の吉村洋文知事は、「今回達成しなければＪリーグはバツになる。昇格すれば大阪から３つ目のＪリーグクラブの誕生。ぜひ、みなさんと一緒に誕生させたい」と呼びかけた。

最終戦への招待申し込みは１０日の公式ツイートに添付される申し込みフォームから応募。入場料は大人８００円、中・高校生５００円、子ども１００円。なお、無料招待枠については「ＦＣ大阪」が負担するため、府の公費負担はないとのこと。

取材・文・写真／岡田由佳子