フルーツ大福ブランド「菓実の福」などを手掛ける仁々木（本社：京都市東山区）による甘味処が１１月１９日、「ジェイアール京都伊勢丹」（京都市下京区）にオープン。和素材と洋菓子の要素を組み合わせた菓子がいただける。

「餡とフルーツ」をコンセプトとした新店「ににぎ 甘味処 穂のあかり」。商品ごとに甘さや粒感が異なる餡と旬のフルーツを使ったメニューの数々がそろう。和菓子をベースに、チョコレートや生クリームといった洋菓子の要素を取り入れるスイーツが同店の特徴だ。

看板メニューは「祇園ぽっちりー五種のフルーツー」（１０５０円）。京都の舞妓さんがつける「ぽっちり」と呼ばれる帯留めをモチーフに、いちごと季節のフルーツ４種をいちご餡と生クリームと共に包んだ大福で、凍ったフルーツのひんやりシャリッとした食感と求肥のもちもち感が楽しめる。

店内には、有職彩色絵師・林美木子氏による源氏物語 飾り扇子をはじめとする京都を感じさせる装飾がならび、陶芸作家・田村静夫氏によるオリジナルの信楽焼など、スイーツを載せる器にもこだわっているという。

また、同店奥の窓からは京都のシンボル・京都タワーが一望でき、日中には青空とのコントラスト、夜になるとライトアップが楽しめる。店長の宗幸代さんは「京都の玄関口という立地を生かし、観光客の方にはもちろん、地域にお住まいの皆さまにも利用していただきたい。晴れの日に、華やかな空間ならではの非日常感を味わっていただければ」と語った。

そのほか、ジェイアール京都伊勢丹店限定のお重アフタヌーンティー「かいらしおもちや箱（ドリンク付）」（２３００円）や季節限定商品もスタンバイ。場所は「ジェイアール京都伊勢丹」６階、営業時間は朝１０時〜夜８時（L .Ｏは７時半）。

取材・写真・文／宮口佑香