ポップの概念を再構築し続ける気鋭の音楽家・長谷川白紙のライブが、大阪「味園ユニバース」（大阪市中央区）で１２月２６日に決定した。関西圏の自主公演としては、初めてとなる。

２０１６年頃から、ネットシーンで音楽活動をスタートした長谷川。２０１８年にミニアルバム『草木萌動』でＣＤデビューを果たすと、そのハイブリッドな音楽性と緻密に計算された構造美（デザイン）、さらには１９歳の現役音大生が作ったとは思えない深重な作品として一躍注目を集めた。

その音楽ファクターは、ジャズ、現代音楽、プログレ、エレクトロニカ、ブレイクコア、ロックと、これまでの音楽史をなぞるかの如く全方位的で、構築された複雑なサウンドスケープは前衛的でありながら、同時に突き抜けたポップさも湛えており、新たなポップ・ミュージックの担い手として期待されている。

そんな長谷川が、∈Y∋ （ボアダムス）をＤＪに、ＣＯＳＭＩＣ ＬＡＢを総合演出に迎えて、関西圏初の自主公演『ＥＰＯＮＹＡ １Ａ』を開催することに。この決定に長谷川は、自身のＳＮＳに「わたしはとにかく変なことをしまくろうかなと思っています みなさま是非よろしくお願い致します！ガルルル」、「何がとは言いませんが限界まで速くしたり遅くしたり、あと限界まで汚したりデコレーションしたりしようかなと…何がとは、ちょっと言えませんが…」と投稿。

チケットは１１月５日発売で、前売り５５００円（スタンディング、ドリンク代別）。会場は、かつてキャバレーとして大阪・ミナミを妖艶に彩った「味園ユニバース」。長谷川、∈Y∋ 、ＣＯＳＭＩＣ ＬＡＢによるエクスペリメンタルな夜をぜひ。