連続テレビ小説『舞いあがれ！』（ＮＨＫ朝ドラ）の「五島のばあちゃん」に多くの反響が寄せられた高畑淳子。そんな彼女が出演する舞台『４０００マイルズ〜旅立ちの時〜』では、ＮＹに住む９１歳の祖母を演じることとなり、１０月２０日におこなわれた取材会で意気込みを語った。

朝ドラでは五島列島に住む主人公の祖母として、その強く生きる生き様が「スーパーおばあちゃん」と称賛が相次ぎ、映像を通して視聴者に希望を与えた高畑。

そんな朝ドラが盛り上がるなかでの会見となった今回。本人も「映像だと今やっている朝ドラのように本当の白髪でやりたい！と企むのですが、舞台はもっと内面的な、そのひとの生きていたなかを耕したいですね」と期待を込める。

また「五島のおばあちゃんは自然と闘っていて、たくましさと理屈はこねないという安定している。それに比べマンハッタンのおばあちゃんは迂闊だけど、人間臭いおばあちゃん。でも共通しているのは、失った伴侶のことを思っているという部分」と話す高畑。

そして、「観に来ていただいたお客さまには『また違うおばあちゃんだったね』と言ってもらいたい。でも、何がきっかけでも劇場に足を運んでくださって、『人を想う』ってこんなことかな〜と心が温かくなってもらっていただけたら、これ以上の幸せはない。精を込めて演じたい」と、強く意気込んだ。

舞台『４０００マイルズ〜旅立ちの時〜』は、２０２３年１月７日〜９日に「梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ」（大阪市北区）にて上演。チケットは１万１０００円で、現在発売中。