女性コンビ・紅しょうが、浜崎あゆみの大ヒット曲を芸の味方に

2022.10.15 09:40

お笑いコンビ・紅しょうが(左から熊元プロレス、稲田美紀)

(写真8枚)

「ワクワクする、ユニバの入り口みたいな」(熊元プロレス)

瀬戸:それ聞いて思い出したけど、だいぶ前に『マンゲキフェス』の打ち上げをダブルアートの真べぇが動画をツイッターにあげてて、それを俺家で見てたんよ。そこで、熊プロがめちゃくちゃ目立っててんな。

稲田:(蛙亭)イワクラちゃんと歌ってたのかな?

熊元:イワクラさんと湘南乃風の『睡蓮花』を歌ったやつですね。

瀬戸:男芸人がいっぱいおるなか、熊プロが「俺をみろ!」ってガンガン前にでてグワーッてその場を沸かしてるのを見てすごいなって思ってん。だてに今の「ナメられたくない」っていう芸風につながってるなって、いまパッと思い出しただけやけど、めちゃくちゃ印象に残ってるわ。

熊元:当時は先輩をはじめ私のこと全然知らない人が多かったんで、あれキッカケでおもしろいって言ってくださる方もいて自分の自信になったというか。あの打ち上げから1年くらいは、スベったときいっつもあの動画見てたんで。瀬戸さんが見てくれていたのもうれしいですね・・・。

あゆの話から「好きな歌」について話は脱線。「好きな人には『たしかなこと』(ウルフルズ)からの『ヒカリへ』(miwa)、十八番は『月光』(鬼束ちひろ)」(熊元プロレス)「好きな人には『渡良瀬橋』(森高千里)一択」(稲田)とのこと

瀬戸:あそこから紅しょうがの受け入れられ方が変わったと思ったよ。 ごめん、出囃子に戻るけど、じゃあもう曲決めのときは揉めず?

稲田:お互いめっちゃいいな!やったんで、揉めてないです。「最初は何秒切るか」とかですかね。実際は8秒くらい切ってて、ほんまはもうちょっとあゆが歌ってるんです。

瀬戸:そうなんや。あれはやっぱり出やすい?

稲田:テンションはめちゃくちゃ上がりますね。

熊元:マジであゆのつもりで出るようにしてますね。でもまだ「なんばグランド花月(NGK)」の本公演だけちょっと自分らでも笑ってしまいますね。「NGK」で出させてもらうときはトップなんで、そこでこの曲が流れると・・・。

瀬戸:たしかに。地方からこられたお年寄りの方が多い公演とかあるし、この曲初っぱな聞いたらビクッとなるかもしれへんな(笑)。

最後は3人で撮影!

瀬戸:じゃあ最後にね、芸人さんにとって出囃子とは?って聞かせていただいてるんです。素直に自分の感じることを言ってもらえたら。

稲田:自分で自分のテンションをあげたい人ではあるので、この曲は朝とかめっちゃしんどいときとか、休みの日、プライベートでも聞いたりするくらいなんです。単純に好きな曲。

熊元:目覚まし、みたいなことですね。

稲田:いや、ちょっと違いますね!(笑)

熊元:こういうのって一言で言った方が良いかなと思って・・・。

稲田:自分の漫才のモチベーションをあげるもの、ですかね。一生私たちも使いたいし、一生あゆにも歌っててほしいです。

瀬戸:「一生あゆにも歌っててほしい」、いいですねぇ。熊元さんは?

熊元:そうですね・・・。漫才の前に「どんな人がでてくるんだろう?」ってお客さんにワクワクしてもらう、自分らもテンションを上げる「ユニバの入り口」ですね。駅からの「え、ここ無料なのに良いんですか!?」って気分のあがる、あの空間と同じかなって。・・・はい、「ユニバの入り口」ですね。

瀬戸:無理矢理まとめたなぁ!(笑) でも分かるよ。今からどんなアトラクション、キャラクターに出合えるんやろうってドキドキがあるもんね。で、入ったら「うんこし終わった女」みたいなネタ放り込んでくるんやろ。お客さんたまらんで! ここで合ってた!?ってなるよ。何ならあゆにも失礼よ!

熊元:いや例えが・・・そのネタ出さなくても良いじゃないですか!

『紅しょうがのネタ2本とトークと何かしらのライブ「来てな」  』が10月20日、「道頓堀ZAZA POCKET’S」(大阪市中央区)にて開催。夜8時45分開演、チケットは「FANYチケット」にて発売中。

取材/瀬戸洋祐(スマイル)
写真/木村華子

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