東大阪と長崎・五島を舞台に、ヒロイン・舞が「空」の世界を目指して奮闘する姿を描く連続テレビ小説『舞いあがれ！』（ＮＨＫ朝ドラ）。１０月６日放送の第４回に、歌手・前川清が出演した。

同作は、ものづくりの町・東大阪で育った引っ込み思案な少女・岩倉舞が、長崎・五島列島の空を舞う「ばらもん凧」に魅入られたことをきっかけにパイロットを志すというストーリー。第３回から、体調不良に悩む舞が環境を変えるため、母・めぐみ（永作博美）の故郷である長崎の五島で暮らしはじめた。

そんな五島列島にある診療所の医師・谷久也（たに・ひさや）役で登場した前川。「なにしろ突然のオファーでビックリ！ 映画やドラマはとにかく苦手で、以前、吉永小百合さんとの映画に出させてもらったのを最後にしようと思っていたのですが、周りに『断っちゃダメ』『絶対出るべき！』と言われて、ちょこっと出演させていただきました。朝ドラの人気はすごい！」と驚きつつ、オファーされた当時を振りかえる。

また「普段から九州なまりが抜けなくてセリフの心配をしていたのですが、長崎人の役というところもお引き受けした理由。迷惑をかけていないか、それだけが心配です」と、長崎県出身だが不安もあることを明かした。前川は今後の放送回にも出演する予定だ。

前川のほか、舞が訪れる自然豊かな五島列島では、舞の祖母を演じる高畑淳子をはじめ、鈴木浩介、長濱ねる、哀川翔らが個性豊かな隣人たちを演じる。