中川大志「俳優だからと線を引くのではなく」、殻は破り続ける

舞台『歌妖曲~中川大志之丞変化~』で主演を務める中川大志
■ 「おもしろいことを具現化する瞬間が、すごく楽しい」
──中川さんの出演作のなかでも、多くの人が印象に残ってるであろうドラマ『家政婦のミタ』。放送から約10年が経ちましたが、その間に大河ドラマから学園ものと、とにかく幅広い活躍が目立っていました。改めて振りかえってみていかがですか?
学生だったこともあり、すごく長い10年という感じでした。でもまたここから10年は、もっと早いんだろうなって思います。

──30歳まで5年あるとして、計画を立てるとなると、ステップアップとしてどんなことをやりたいですか?
ほんとに10代の頃から変わらないんですけど、やったことのないことをやりたい、ただそれだけですね。新しいことをやりたいし、新しい人と新しいチームと仕事をしてみたい、そのなかで俳優としてレベルアップしていかないといけない。

──以前のインタビューで、「俳優としての中川大志、普段の中川大志のバランスが俳優業として生きてくる。演じてない時間に誰と何をするかが重要」と話されてたのが印象的で。今はどうですか?
それは今も変わらず思っています。結局自分の経験や記憶でお芝居をするので、自分が何をされたら悲しいのか、自分が何をされたらうれしいのか。「すべて芝居のために」と考えているのではないのですが、自分の生活、自分の時間というのはすごく大切にしています。
──なるほど。
自分の人生が豊かになればいいなと、いつも考えています。ネガティブなこともポジティブなこともひっくるめた自分の感情や経験を、すべて変換して昇華できるお仕事なので・・・改めて考えると、それは不思議な仕事だなと思いますね。
──先ほども俳優を「自分の性に合った仕事」と話されていましたが、俳優をしていない自分って想像できますか?
俳優ではなくなったとしても、このエンタメを作るという仕事が好きなので、何かしらでは関わりたいというのはあるんですよね。昔から裏側のシステムに興味がありました。
──それは幼い頃から大人の環境を見てきたから?
そうですね。技術的なことも興味があったし、「この機械は何なんだ!?」「このカメラは何だろう」「この機材はどうやって使うんだろう」とか。どうやって編集したらこの映像になるんだろうってこともそうですし、そこからいろんなことも見えてくるわけですよね。キャスティングとかお金のこととかも含め。

──いわゆる、プロデューサーの仕事の部分ですね。
たくさんの大人が関わってひとつのものを作ると思うので。1から10の過程があるとしたら、僕ら俳優が合流するところって半分折り返してるくらいの地点。僕らが出会う前の段階でもいろいろな過程があるんだなというのを知っていくと、すごく惹かれますね。おもしろいことを具現化する瞬間が、すごく楽しいんです。
──今後もボーダレスに、いろいろなエンタテイメントに携わられるのでしょうね。
そうですね。俳優だからと線を引くのではなくて、面白いと思うことはどんな形でも参加したいと思う。そういうセンサーってすごく大事だと思うんです。僕は何でも興味を持ちやすいタイプなので!楽しみにしていてください。
◇
演じるということだけでなく、「エンタテイメント」に関して底知れぬ追求心を持つ中川。これまで映像としてしか見ることのできなかった彼が、今回はライブエンタテイメントである「舞台」に乗る。殺伐とした世界で歌い、踊り狂いながら復讐劇を企む「桜木輝彦」、またそんな桜木の本当の顔「鳴尾定」。この2つの役柄を通して、彼の身体からどんな世界観が生み出されるのか。
音楽劇『歌妖曲~中川大志之丞変化~』の大阪公演は12月17日〜25日に「新歌舞伎座」(大阪市天王寺区)で上演され、チケットはS席1万3500円、8500円ほか。チケットは現在発売中。
舞台『歌妖曲~中川大志之丞変化~』
会場:新歌舞伎座(大阪府大阪市天王寺区上本町6-5-13 YUFURA6階)
期間:12月17日(土)〜25日(日)
料金:S席1万3500円、A席8500円、B席6000円、特別席1万4500円
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