映画監督や脚本家としてマルチに活動するお笑い芸人・品川祐（※）が脚本・演出を手掛ける舞台『コムサ ｄｅ ＭＡＮＺＡＩ！』。１０月２日の大阪公演（昼・夜）では、品川自身が室龍太とともにステージで漫才を披露するという。

同作は主人公であるバラエティ番組の放送作家・コムサ信二が、お笑いの世界で起こるおかしなトラブルを前に奮闘するというストーリー。９月２１日に千秋楽を迎えた東京公演では、コムサを演じるジャニーズ事務所所属の俳優・室龍太と品川が、終演後に漫才を披露するという一幕があるという。

本来なら舞台に立つ予定ではなかったが、急遽漫才をすることになったという品川。６分に及ぶネタを作成し、稽古の合間をぬって室と練習を重ねたことを明かすと「公演のおまけみたいな扱いだから『軽くやりそう』と思われそうですが･･･絶っ対スベりたくないからめちゃくちゃ本気で書きました（笑）」と、その熱量を語る。

また、一時的とはいえ自身の「相方」となった室のお笑い能力については、「室くんは舞台上で２時間くらいツッコんだ状態で登場するので、ちゃんと温まっていて。緊張していた僕よりもずっと落ち着いていたので、頼もしかったですね。彼はパーンと通る良い声を持っているので、ちゃんと漫才をやり続けていればかなりしっかりとしたツッコみになると思います」と高く評価。

室との漫才は大阪公演の最終日である１０月２日にもおこなわれるといい、品川は「東京公演でそこまで受けなかった部分も修正し、大阪で披露します！」と意気込んだ。舞台『コムサ ｄｅ ＭＡＮＺＡＩ！』の大阪公演は９月３０日〜１０月２日、「松下ＩＭＰホール」（大阪市中央区）にておこなわれる。チケットは全席指定で１万５００円、現在発売中。

※･･･作家・映画監督としては品川「ヒロシ」名義で活動

取材・文・写真／つちだ四郎