合体カップヌードル第2弾、クセ強めスープの比率にこだわり

2022.9.23 16:15

「カップヌードル スーパー合体」第2弾

(写真6枚)

大阪生まれの即席麺「カップヌードル」(日清食品)の人気フレーバーを合体した限定商品「スーパー合体」シリーズの第2弾が、9月12日に発売。第1弾とは異なる新たな組み合わせ4種が登場し、SNSではさっそく食べてみた人の感想がツイートされたりと盛り上がりを見せている。

2021年、同商品の発売50周年を記念して発売されるや、約2週間で完売して幻の商品となった「スーパー合体」シリーズの第1弾。今回の組み合わせに至った経緯やこだわった点など、日清食品の広報担当・青木さんに詳しく訊いてみました。

■ 45通りすべてを試食し、決まった奇跡の組み合わせ

──「スーパー合体」シリーズの第2弾発売、ファンの1人としてうれしいです! 今年は「カップヌードル×シーフードヌードル」「チリトマト×トムヤムクン」「欧風チーズカレー×味噌」「辛麺×にんにく豚骨」の4種ですが、どうやって組み合わせを決められたのでしょうか?

第2弾では、「カップヌードル」の定番フレーバー10種、全45通りの組み合わせのなかから4つを厳選しました。45通りすべてを試食し、特に相性の良い組み合わせを選んだうえで、それぞれのスープの割合を何度も細かく調整していきました。

──45通りすべて試食・・・! 気合がすごいです。

はい。おいしい1品だけを発売するのであれば簡単なのですが、4品全部がおいしくないといけないので・・・。各フレーバーの味わいを生かしたベストな組み合わせを見つけ出すのに苦労しました。

第1弾をお召し上がりいただいた方にも喜んでいただけるような、新たな「スーパー合体」になっていると思います。

「カップヌードル スーパー合体」シリーズ第1弾。現在は販売終了

──渾身作ですね。今だから楽しめる「スーパー合体」シリーズ、どのような楽しみ方がおすすめですか?

第1弾と第2弾を通して、どの組み合わせが1番好きかを議論したり、弊社が商品化したもの以外で「こんな合体があったらいいな」という妄想をしていただくと楽しいのではないかと思います。また、今回の「スーパー合体」に使用した「カップヌードル」の定番フレーバーのなかで、これまで食べたことがないものがあれば、ぜひオリジナルの味わいもぜひお試しいただきたいです。

■ スープ比率を意識しながら、実食してみた

●「カップヌードル & シーフードヌードル」(スープ比率1:3)

ペッパーをきかせた「カップヌードル」のオリジナルスープと、魚介とポークのうまみを濃縮したコクのある「シーフードスープ」が合体。売上ランキング1位と2位による「禁断のトップ2合体」だ。具材は味付豚ミンチ、卵、えび、カニ風味かまぼこ、ねぎ。

「カップヌードル&シーフードヌードル」(スープ比率1:3)

蓋を開けるとフワっと魚介の香りが漂う。スープ比率の割合がここに効いているのか。スープは魚介の旨みがしっかりと効いているのに、主張は強すぎない絶妙なバランス。上品な味わいで、シンプルだけど飽きが来ない。ありそうでなかった1杯となっている。

●「チリトマト & トムヤムクン」(スープ比率3:1)

トマトの甘みと酸味にチリのピリっとした辛さをきかせた「チリトマトスープ」と、魚介だしをベースに各種香辛料をきかせた「すっぱ辛さ」がクセになる「トムヤムクンスープ」が合体。具材はキャベツ、えび、コーン、トマト。

「チリトマト&トムヤムクン」(スープ比率3:1)

エスニックなトムヤムクンの香りが強く、食欲をそそる。スープはエビの旨みがしっかりと感じられ、両方のフレーバーが持つ辛味と酸味でやみつきに。暑い日に食べたくなる味わい。

●「欧風チーズカレー & 味噌」(スープ比率1:2)

デミグラスベースにチーズのコクを加えた、まろやかで濃厚な「カレースープ」と、3種の味噌(麦味噌、赤味噌、白味噌)にジンジャーやガーリックなどをきかせた、濃厚な「味噌スープ」が合体。具材は味付豚ミンチ、チェダーチーズ風キューブ、キャベツ、コーン、にんじん。

「欧風チーズカレー&味噌」(スープ比率1:2)

蓋を開けるとカレーの香りが強いものの、食べてみるとサラっとしていて味噌のコクとカレーのスパイスがマッチ。チーズのコクがアクセントになって美味。思ったよりもあっさりとした味わい。

●「辛麺 & にんにく豚骨」(スープ比率1:1.5)

辛味と酸味が絶妙にマッチした「旨辛スープ」と、豚のうまみとにんにくをガッツリきかせた「にんにく豚骨スープ」が合体。具材は味付豚ミンチ、焙煎唐辛子、卵、刻みにんにく、きくらげ、ねぎ。

「辛麺&にんにく豚骨」(スープ比率1:1.5)

蓋を開けると唐辛子たっぷりの赤いスープとニンニクの香りが主張してくる。辛さレベルは3とのことだがしっかり辛く、唐辛子に負けないニンニクの香りが食欲をそそり、食べ進めるほどやみつきに。麺を食べたあとの残ったスープには、白ごはんをダイブさせたい。

45種類すべて試して完成した4品とあり、やはり納得のおいしさ。公式が検証を重ね、こだわりの比率で合体させたスープはファン必食だ。ちなみに同社内での1番人気は「辛麺 & にんにく豚骨」だそう。「カップヌードル スーパー合体」シリーズは、コンビニやスーパーで発売中。

取材・文・写真/野村真帆

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