ミュージカル女優にシンガー、またアニメ声優としても活躍する平野綾がゲスト出演するコンサート、『はるかそよかの音楽に恋して ｍｅｅｔｓ 平野綾』。その取材会が８月２５日に大阪市内でおこなわれ、今では称賛される歌唱力についての苦労を明かした。

小さい頃から歌が好きでレッスンには通っていたが、子役デビューをきっかけにメディアの仕事が増え、そこから声優業も増えていき･･･と、当時歌唱から遠ざかってしまっていたという平野。独学でなんとか歌ってはいたものの、とある縁で入ったミュージカル界で「こんなんじゃダメだ」と奮起したという。

当時出演していた『レディ・ベス』の初演版（２０１４年）を終え、再演が決定している３年先まで留学を決意。「（お客さんに）まったく違う姿を見せたい」と心に刻み、ＮＹに飛び立った。今でも年に２度ほど現地のレッスンを受けに行っており、「やっぱり人生は勉強し続けていかないといけないんだな」と、心境を語った。

そして「日本では点でしか学んでいなかったことが、ＮＹに行ったら線で繋がったんです。もともと自信のあるタイプでは無かったのですが、自分の在り方、自分らしくいることは、歌以上に学べましたね。今やっと、技術も伴ってきて『これだったら自分らしくやりたい表現ができるな』というところまで来ました」と、期待を込めた平野。

林はるか（チェロ）・そよか（ピアノ）の音楽姉妹とコラボした、チェロ・ピアノ・ヴォーカルの三重奏『はるかそよかの音楽に恋して〜ｍｅｅｔｓ 平野綾』は１１月２３日に、「サンケイホールブリーゼ」（大阪市帰宅）にて。チケットは６０００円で、８月２５日より先行販売、９月２４日から一般発売が開始。