沖縄で生まれ料理人を夢見たヒロインが、上京しさまざまな人達と出会う連続テレビ小説『ちむどんどん』（ＮＨＫ朝ドラ）。８月２４日放送の第９８回では、暢子がかつての先輩・矢作を誘うシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。

かつて働いていたレストラン「フォンターナ」で先輩料理人だった矢作（井之脇海）と、鶴見で遭遇したヒロイン・暢子（黒島結菜）。独立に失敗した矢作は借金を抱えて妻と別れ、今や食い逃げをするほど生活に困っていた。

そんな矢作を、暢子は自分が出す沖縄料理店「ちむどんどん」の料理人として誘う。周囲が反対し矢作自身もその誘いを断るなか、暢子は「矢作さんとしか『ちむどんどん』はやれないと思えてきた」と、思いを強めるのだった。

「フォンターナ」を急に辞め、お金に困ると店の権利書を持ち出し悪徳会社に渡した過去がある矢作。それだけに、「矢作さんならお店を任せられる料理人だと思うから」「うちはやっぱり矢作さんに賭けてみたい」と矢作にこだわる暢子に対し、ＳＮＳでは疑問の声が噴出。

ツイッターでは「矢作さんを信用する理由がわからない」「いくら矢作さんに事情があっても、無銭飲食をする人を料理人として雇うのはあり得ない」「矢作さんは悪い人ではないと思うが無理筋では･･･」といった意見が寄せられ、トレンドに関連ワードの「矢作さん」が浮上した。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。第９９回では、暢子が矢作を勧誘する一方、沖縄では妹の歌子（上白石萌歌）が人生初となるライブに挑戦する。

文／つちだ四郎