「大学誘致ありきなのか?」、神戸の再整備案に市民が紛糾

2022.8.3 06:00

グループワークに入る前、進め方への不信などから意見が噴出し、会は一時停滞した(7月14日・王子動物園)

(写真15枚)

老朽化による再整備が検討されている神戸市灘区の「王子公園」。そのエリアには「王子動物園」や「王子スタジアム」が含まれるため注目度が高く、市民から意見を募集する手続き「パブリックコメント」では、神戸市が最初に示した再整備案(素案)に疑問を呈する意見が多く寄せられた。

そのため市は、寄せられた意見を踏まえて6月に新しい方向性を公表、7月に市民向けの意見交換会を複数開催した。そのうちの1回に参加してみると、市民の生々しい意見を聞くことができた。

■テーブルごとに配置されるファシリテーターとは

神戸市が募ったこの日の意見交換会には、約60人が参加した(7月14日・王子動物園)
神戸市が募ったこの日の意見交換会には、約60人が参加した(7月14日・王子動物園)

意見交換会は、近隣住民向けに5回、一般公募2回、市ネットモニター向け1回、学生向け1回、子育て世代向け(託児つき)1回の、合計10回を予定。取材したのは7月14日に王子動物園内「動物園ホール」で催された一般公募の回だ(100人の募集人数に対し、約60人参加)。

会場には10テーブルが用意され、1テーブルに5~6人ずつが着席。時間は2時間で、最初の30分で神戸市が再整備案の方向性を説明し、残り90分でグループワークというスケジュール。各テーブルには、自身は意見を述べず参加者の発言を促し会を円滑に進行するための「ファシリテーター」が1人ずつ配置された。

これは、特定の人に発言が偏ることなく、多くの人から意見を出してもらうことが目的。出た意見はすべて記録に残し、再整備案の策定に活用するという。

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