ちむどんどん第14週振りかえり・渚の、魚てんぷら

2022.7.15 08:15

角力大会で応援する暢子(黒島結菜)(C)NHK

(写真5枚)

自然豊かな沖縄北部・やんばる地域から上京してきたヒロインが、一人前の料理人になるため奮闘する姿を描く連続テレビ小説『ちむどんどん』(NHK朝ドラ)。7月16日は「渚の、魚てんぷら」と題した第14週(7月11日〜7月15日放送)を振りかえる。

ヒロイン・暢子(黒島結菜)は幼い頃からの友人である和彦(宮沢氷魚)への恋心を自覚するが、和彦の婚約者で暢子の良き友人でもある愛(飯豊まりえ)とも話し合い、和彦のことを諦めることを決意。それからというもの、暢子は何かを吹っ切るように料理人の仕事に邁進していた。

その頃、暢子の暮らす横浜・鶴見では、沖縄県人会の人々による年に一度の遠足が開催されようとしていた。遠足では余興として毎年「沖縄角力(すもう)大会」がおこなわれており、暢子の幼なじみ・智(前田公輝)が現在2連覇中だという。暢子と和彦は、幼い頃みんなで角力で遊んだ日々を思い返しながら、そろって遠足に参加することとなる。

ある日、暢子が務めているリストランテ「アッラ・フォンターナ(以下、フォンターナ)」に一組の親子が訪れる。父・西郷久雄(高木渉)とその娘・めぐみ(新井美羽)の親子は、毎年めぐみの誕生日に家族で「フォンターナ」に来店している。めぐみが5年前に母を病気で亡くしてからは、最後に3人で食べた思い出のメニュー「ポルチーニのリゾット」を特別に提供するのがフォンターナでのおもてなしだ。

仲の良い親子の2人だが、その日は父・久雄から再婚をしたいと伝えられためぐみが店を飛び出してしまう。再婚相手は、亡くなっためぐみの母が入院している間に看てくれていた看護師だという。暢子は下宿先の沖縄居酒屋「あまゆ」に帰ってからも、めぐみたち親子のことが気がかりでいた。

賢秀(竜星涼)が連れてきた青森県出身の女性・水国和歌子(駒井蓮)を囲む暢子(黒島結菜)たち (C)NHK

その夜、暢子の兄・賢秀(竜星涼)が「あまゆ」の前で不良に絡まれていた女性を助ける。青森県出身の水國和歌子(駒井蓮)というその女性は、勤め先の倒産により住居をなくし、故郷に帰ろうにも汽車賃もなく、途方に暮れていたのだという。横浜・鶴見の沖縄県人会長の三郎(片岡鶴太郎)の助けで、和歌子はしばらく鶴見に滞在することになり、惚れやすい賢秀はさっそく和歌子に一目惚れしてしまう。

ほどなくして、「フォンターナ」にふたたび西郷親子からの予約が入り、今回は久雄、めぐみ、女性1名の3名で来店するという。「フォンターナ」のオーナー・房子(原田美枝子)は、来店しためぐみたちに「ポルチーニのリゾット」を出すように指示する。家族にとって思い出の味を前に、めぐみは母を大切に思う心の内を打ち明ける。そして、再婚相手の真知子(手塚真生)から亡くなった母の話を聞いためぐみは、父の再婚を受け入れることにしたのだった。

家族の新たな門出の様子を見届けた暢子と房子は、営業後にふたりで酒を酌み交わす。そして暢子は、房子と語るうちに「独立して自分の店を持ちたい」という気持ちが自身にあることに気付く。房子はその気持ちを後押しし、「考えなさい、どんな店を自分が持ちたいのか」と暢子に助言する。

一方で、新聞記者の愛は自分が担当した「ファッションと女性の社会進出」についての特集記事が新聞に掲載されるも、社内の一部からの反応があまり芳しくないことを気にしていた。ほどなくして、愛のもとに読者からのハガキが多数届く。そこに綴られた「大きな励みになりました」「勇気をもらいました」といった感謝を伝えるメッセージに、愛は大きな喜びを噛みしめるのだった。

その頃沖縄では、暢子の大叔父・賢吉(石丸謙二郎)が比嘉家を訪れていた。賢吉は、暢子の母・優子(仲間由紀恵)に再婚話を持ちかける。その相手は、比嘉家がこれまでお世話になってきた共同売店の責任者・善一(山路和弘)だ。賢吉からの思いもよらない話に、優子は戸惑いを隠せないでいた。

「沖縄角力大会」で対峙する和彦(左、宮沢氷魚)と智(前田公輝)(C)NHK

そしていよいよ、県人会の遠足当日がやってくる。暢子と和歌子は「沖縄角力大会」に参加する人々へのお弁当を用意していた。そこにやってきた賢秀は、大会で優勝して和歌子にプロポーズすると意気込む。また、三連覇を狙う智も「優勝したら思いを寄せる暢子にプロポーズする」と決意しており、並々ならぬ意欲で大会に臨もうとしていた。

会場には、大会の応援に駆けつけた愛も到着する。そこで愛は、特集記事を企画するにあたって力を貸してくれた暢子に、「暢子ちゃんのおかげで自分が本当は何をやりたくて、何にちむどんどんするか、はっきりわかった」と何かを決意した様子で、自分の気持ちに気付かせてくれた感謝を伝えるのだった。

一方、角力大会に参加する智と和彦は初戦で対決することになる。取材目的で参加する和彦だったが、智が大会にかける思いを知ると、自身の暢子に対する特別な感情に気付く。そして、和彦らの思いを悟った愛が見守り、暢子が応援する前で始まった和彦と智の試合。智の楽勝と思われた勝負は和彦が粘りを見せ、同体で取り直しとなり、結果智の勝利となる。その後、智は次々と勝ち上がっていき、とうとう優勝した智は暢子にプロポーズするが・・・。

本作は、ふるさとの沖縄料理に夢をかけるヒロインと強い絆で結ばれた家族の、沖縄本土復帰からの50年の歩みを描く物語。奮闘する物語。放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。土曜日はその週の放送を振りかえる。

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