ジャニーズ事務所所属のアイドル・ふぉ～ゆ～の辰巳雄大が大阪市内で６日、７月より上演される舞台『ふぉ～ゆ～ ｍｅｅｔｓ 梅棒「Ｏｎｌｙ１, ＮＯＴ ＮＯ.１」』の会見に出席。新たな挑戦となる台詞なしのパフォーマンスへの意欲を語った。

２０年以上ジャニーズ事務所に所属し、堂本光一主演の『Ｅｎｄｌｅｓｓ ＳＨＯＣＫ』シリーズへの出演など、ダンススキルの高さをいかし舞台を中心に活躍する４人組グループ・ふぉ～ゆ～。また、先輩たちのネタをベースにしたしゃべくり漫才で、ジャニーズ初となった『Ｍ－１グランプリ』への挑戦など、年々バラエティでも注目される存在となっている。

今回の舞台は、ふぉ～ゆ～がファンというダンスエンターテインメント集団・梅棒と初コラボになり、辰巳は「念願かなう瞬間がやってきたなと。２年前に発表しつつも、コロナ禍でできなかったのでついに始動します」と力強く宣言。

ふぉ～ゆ～が初挑戦するノン・バーバルという芝居スタイルは、ほぼ台詞がなく、有名なＪ―ＰＯＰを使ってダンスでストーリーを紡いでいくという梅棒流。その魅力について辰巳は「この歌詞がこのシーンに当てはまると、こんな風に聞こえるんだという発見があり、歌の持つ魅力が多面的に見えてくる。歌が新しいものに生まれ変わり、勇気や元気が出る曲と出合う感覚」と熱弁。過去に梅棒の舞台を鑑賞した際、大号泣したというエピソードも明かした。

稽古については、「自分が思っていたよりも２～３割増しで大きな動きでやらないと伝わらない。ダンスで会話をするように、いろんな角度から見える体の使い方を考えないと」とこれまでのダンスとは違う種類に苦労しながらも、「梅棒さんとはほぼ同世代で、お互い気になる存在だったので今から楽しみ。男子高のノリがあり、男子がふざけたときの熱量が常に高い２チームなので」と笑顔を見せた。

ジャニーズの楽曲も披露される予定で「お客さんもお気に入りの曲ができると思うし、台詞がない分、みんなの情熱が熱いステージになると思う。みなさんの想像力で楽しんでもらえる作品になると思います」と呼びかけた。

大阪公演は「サンケイホールブリーゼ」（大阪市北区）にて７月２９日～３１日。７月６日から東京公演、その後、大阪・愛知公演と巡回する。チケットは全席指定で１万５００円。

取材・文・写真／塩屋薫