「夢」をキーワードに人生の輝く瞬間を浮き彫りにするドキュメント番組『ＬＩＦＥ 〜夢のカタチ〜』（ＡＢＣテレビ）。５月２８日放送回では、「個性派ジェラート」を生み出す職人に迫る。

京都・東山にあるあじき路地は、築１００年を超す町屋の長屋に若いアーティストたちの個性的な店舗が軒を連ねるスポット。そのなかにある、ジェラートショップ「ピカロアイス」は、さまざまな素材を組み合わせて作る個性派なジェラートが評判だ。

ドイツのベルリンで修業した店主の西川宏昭さんが手がけるジェラートは、軽くて、素材の味がはっきりとした「ベルリン風」。素材遣いもユニークで、ブルーチーズに山椒、イチゴに西洋フキ、スパイスを使ったカレーアイスなど、バラエティに飛んでいる。さらに店頭に並ぶジェラートは週替わりで、すべて新作。これまで１０００種類以上の味を生み出したという。

フレンチレストランで働いていた西川さんがジェラートの道に進んだのは、ドイツ人女性と結婚し、ドイツのベルリンに渡ったときのこと。奥さんがアルバイトを始めた人気のジェラートショップのジェラートの味に衝撃を受け、自身も働き始めたという。

その後ジェラートマイスターの資格も取得し、自分の店を持ちたいと考えた西川さんは、幼い娘の子育てについて考え、一家で帰国を決意。帰国後の２０１９年、外国人の多い京都で「ピカロアイス」をオープンした。

現在も牛乳や生クリームが使えないヴィーガンアイスに取り組むなど、日々ジェラートを追求し続けている西川さん。今回は、野菜の苦手な子どもたちでもおいしく食べられる新作ジェラート作りに取り組むことに。この模様は５月２８日・昼１１時より放送される。