湯浅政明監督がメガホンを取る映画『犬王』の公開を記念した舞台挨拶が、５月２９日に大阪市内でおこなわれ、主演をつとめるアヴちゃん（女王蜂）、俳優の森山未來らが登壇した。

同作は室町時代に存在した知られざるポップスター・犬王と、その最強のバディ・友魚を変幻自在のイマジネーションで描いたアニメーション映画。

室町時代のミュージカルとも言われた「能楽」が持つ可能性に、ロックやヒップホップといった現代の音楽カルチャーを織り交ぜた同作は「狂騒のロックフェス」といった仕上がり具合になっている。

そんな同作で主演・犬王役をつとめるのは、毒々しくもポップな世界観でバンド「女王蜂」のメンバーとして君臨するアヴちゃん。今回の出演に際して「初めてのレペゼン室町だったし、声だけの出演だったから不安なところもありましたが、未來氏がいて、湯浅監督作品だったということもあり、めちゃくちゃ肩をぶん回したので、その辺の『うねり』を楽しんでほしい」とコメントした。

そしてアヴちゃん自体、同作は「すでに１０回観た」というほど思い入れが強い作品なようで、「モンスター映画だと思っています」と独特の表現で賞賛。そんなアブちゃんの高揚した姿にＭＣは「映画のブチ上がり様にちなんで、最近ブチ上がったことがあれば教えてください」と一言。

それに対して「歯が大好きでして。歯の矯正をしているんですが、最近は歯医者に行ってレントゲンを撮ったら『歯の強さが人間じゃないくらい強い』って言われて、人間離れやん〜！ってぶち上がりました」と、エピソードを明かした。

映画『犬王』は全国公開中。