「タブー視されるべきではない」水原希子が写真展に込めた想い

左から写真家・茂木モニカ、水原希子(19日大阪市内)
モデル・女優として活躍する水原希子の「ありのまま」を、写真家であり友人の茂木モニカが切り取った写真集『夢の続き Dream Blue』。その世界観を体感できる展覧会が、5月20日に商業施設「心斎橋PARCO(パルコ)」(大阪市中央区)でスタート。大自然のなかで自分を解放することの喜びを表現した同作への想いについて訊いた。
■ 「自然にまかせることが大切」(茂木)
──写真集『夢の続き Dream Blue』は、プライベートでの旅行で撮影されたと伺いました。どんな旅だったのでしょうか?
水原:なにもプランせず、旅に出ようって3日間ロードトリップに行ったんです。そしたら急に牛がたくさんいる草原や、すっごくきれいな山脈、だれもいないスキーリゾートが現れて、 キャニオンや砂漠を走っていて急に雪山が現れるなんて思ってなかったから、驚きの連続でした。
──自由で開放的なエネルギーを感じる作品ばかりですが、撮影ではどんなことを意識されていましたか?
水原:見た景色と場所から受けたインスピレーションに没頭して、表現したいものをイメージして、それに合わせてメイクをして・・・ あとはそのときの感情に身を任せていました。
茂木:「まかせ」が大事だね。自分たちのムードや自然にまかせる。疲れてたらちょっとだけ撮って、楽しくなってきたらいっぱい撮って。自然の摂理に逆らわずにね。
──ご本人たちが心から楽しんで、感情に身を任せていることが写真から伝わってきます。この旅で特に思い出深かったことはありますか?
水原:モニカと共通の友だちとで行ったんですけど、ある時本当にだれもいないところで、全員で裸になって大の字になり、「太陽を浴びよう」って!そんな事が出来る機会もなかなかないので本当に景色と自然と一体になりましたね!
■ 「ヌードはタブー視されるべきでは無い」(水原)
──この写真集では、ありのままの姿の美しさを称えるヌードも印象的です。一方で、世間ではヌードをタブー視する風潮もありますが、それについてはどうお考えですか?
水原:前にスペインのビーチで、お父さん、お母さん、子どもの3人が裸になって海で遊んでたんです。でも別にだれもそれをジャッジしたり写真を撮ったりする人がいなくて、それを見たときになんて素敵なんだろうって思ったんです。人間の1番自然な姿をタブー視されるべきでは無いって、撮影中に強く感じていましたね。
茂木:ヌード写真に関しては、撮り方によりますね。ここにある写真は、山をのぼってる姿だったり、ごく自然な裸体を表現したものばかり。女性として「作られたセクシーさ」よりも、私はこういった「ありのままの自然なヌードを撮りたい」と思いながら撮影していました。
水原:なにより自分が心地良い状態であるべき。搾取されているようなヌードは無くなるべきだけどね。
──旅から5年経ってようやく写真集として出版することを決意したそうですね。どうしてそのタイミングだったんでしょう?
茂木:きっとそれまではこの写真が持つ本当の素晴らしさに気付いていなかったと思うんです。出版しようという考えに至るまで時間がかかったけど、その時間が無かったらここまで大切なものとして見れなかったし、急いで作ってたらこのクオリティで作ることはできなかったでしょうね。
──出版を決めたのはコロナの影響もあるのでしょうか?
水原:それもあると思います。現像した写真を初めて見たときはまだ若くて生き急いでたから「きれいだね!」とはなったけど、どうせ表に出せないしと思ってずっと眠らせてたんです。その後、コロナが流行ったり、モニカがNYに引っ越したりして色々なことがあって、物理的に離れ離れになってめまぐるしく日常が変わっていった。そんなときにこの写真たちを見返したんです。そしたらなんて豊かな時間だったんだろうと思って。そういうことに月日が経ってようやく気づけた。
茂木:あと今思ったのは、きっとこの4〜5年で自信が培われたっていうのもあるだろうね。
水原:たしかに、当時見たときはまだ自分の体にそんな自信はなかったし、これを出すなんてそのときは考えられなかった。いろんな企業との契約とかそのときの状況もあったから、もし出せたとしても、もっともっと先のことだろうと思ってた。そのときは自分も若くていろいろ葛藤があったから、出すってことに対して一歩踏み出せなかった。だけどいろんな経験を重ねて振りかえったときに、ありのままの自分に胸を張って美しいと思えましたね。
関連記事
あなたにオススメ
コラボPR
-
大阪クリスマスケーキ2025年、高級ホテルから百貨店まで
NEW 2025.11.7 11:00 -
京都アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.11.5 11:00 -
大阪・関西ランチビュッフェ2025年版、ホテルの食べ放題を満喫
2025.11.5 10:00 -
大阪アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.11.4 11:00 -
ミーツ御用達の7店舗で、期間限定の酒祭サーキット[PR]
2025.10.31 09:00 -
あなたにとって、「人生最高の一杯」とは?[PR]
2025.10.30 20:00 -
神戸クリスマスケーキまとめ2025年、百貨店から高級ホテルまで
2025.10.29 12:00 -
大阪スイーツビュッフェ・リスト2025年版、ホテルで甘いものを満喫
2025.10.28 12:00 -
京都クリスマスケーキまとめ2025年、百貨店から高級ホテルまで
2025.10.28 11:00 -
活気と人情に満ちた、OMOろい旅 in 東京・大塚[PR]
2025.10.25 09:00 -
未来の「新大阪駅」南エリアを2日間限定で体験![PR]
2025.10.24 16:00 -
BBQなどの体験が、最大56%オフ!?大東市[PR]
2025.10.24 08:30 -
Osaka Pointでおいしくたのしく大阪めぐり[PR]
2025.10.23 16:00 -
華やかスイーツ!神戸のいちごビュッフェまとめ・2026年版
2025.10.20 14:00 -
華やかスイーツ!大阪のいちごビュッフェまとめ・2026年版
2025.10.20 11:00 -
秋は京都の知られざる「国宝」に会いに行こう[PR]
2025.10.15 18:15 -
【大阪・関西万博2025】半年間ありがとう!地元編集部が取材した人気グルメから穴場スポットまとめ
2025.10.13 11:00 -
淡路島の「日本酒」に注目!秋の旬と味わう旅へ[PR]
2025.10.10 17:00 -
港町の心地よさに浸る、OMOろい旅 in 函館[PR]
2025.10.7 16:00 -
現地取材で発見!知らなかった宇治の魅力【2025年最新版】
2025.10.1 08:30 -
神戸アフタヌーンティー2025年最新版、編集部取材のおすすめポイントも
2025.8.29 10:00


トップ
おすすめ情報投稿
Lmaga.jpとは
ニュース
まとめ
コラム
ボイス
占い
プレゼント
エリア










人気記事ランキング




写真ランキング





ピックアップ







エルマガジン社の本

