思わず「こんなところにアイス置いたん誰や～！？」と叫びたくなる、「溶けたアイスのフタ止めフィギュア」の写真が５月１７日、ツイッターに投稿され話題に。

カップヌードルのフタに置かれた、溶けかけたバニラアイスバーにドキリとしつつ、そのクオリティの高さに、早くも４２.５万を超える「いいね」がつき、リプ欄には、「え、すごい欲しい！ハンバイシテー♪」「謎の制作意欲は伝わるw（ちょっと欲しい）」などのコメントもずらり。

そんなおもしろ工作を作ったのは、なんと「カップヌードル」の公式Ｔｗｉｔｔｅｒアカウントで、これまでもカップヌードルのパッケージを使った投稿で独特なセンスを発揮しており、その度に話題となってきた。

「サウナの日」（３月７日）には、「お湯を入れたカップヌードルに乗せるとサウナみたいになる置き物を作ってみました」と、サウナのミニチュア模型がカップヌードルの湯気でくもっていく動画を投稿。

こちらも「おもしろい」「欲しい」と２０５万回再生されるなど注目を集めた。１ツイートにかける情熱すごすぎん…？なぜ遊び心あふれる工作を続けるのか、「日清食品ホールディングス」の広報担当に訊いてみた。

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──なぜ溶けかけたアイスのフィギュアを作ろうと思ったのですか？

「カップヌードルのフタの上にのせてあったらおもしろいもの」のアイデアをいろいろと考えるなかで、「フタの上にのせたアイスが溶けていたら、見た人が絶対に驚く」と思い、制作しました。「カップヌードル」のフタ関連の投稿はこれまでも大きな反響をいただいており、今回が第３弾となります。

──サウナも作り込みがすごいですし、カップヌードルからイカの足が出てきちゃったみたいなフタもリアルです。今回の溶けかけアイスのこだわりは？

パッと見たときに驚いてもらえるよう、アイスのリアルな溶け具合を再現することにこだわりました。２度の試作を通じて、アイスの質感やフタから垂れているアイスの量などを調整しました。

──本気ですね（笑）。コメントには「欲しい」という人が多くいましたが…、商品化やプレゼント企画などの予定はありますか？

現時点で商品化の予定はございませんが、大きな反響をいただきましたので、前向きに検討していきたいと考えています。

──工作のアイデア出しや制作は、どなたがされているのですか？

宣伝部の社員が広告会社の協力を得ながら考えています。今回も社員による発案でした。制作は協力会社にお願いすることが多いですが、簡単なものであれば社員が試行錯誤しながら作ることもあります。

──単発でツイートするグッズが、謎に高すぎるクオリティなのは、なぜでしょう？

「カップヌードル」の公式ＳＮＳアカウントでは、楽しみながら「カップヌードル」に愛着を感じていただけるように、思わず人に話したくなるようなユニークな投稿をおこなっています。一見おバカに見える投稿も、とことんこだわっているんですよ。

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話題になったことについて、「想像以上の反響に驚いています。みなさまがお楽しみいただいている反応を１つひとつ拝見しており、大変うれしく感じています」と担当者。次回作も期待大だ。

取材・文／太田浩子