濱田龍臣、役者以外なら「VTuberになっていたのかも」

2022.5.21 08:30

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(写真8枚)

「こんな面白そうな作品、やるしかないなと」

──本作では、伊藤淳史さん演じる「タイムスリップしてきた武士」と違い、濱田さん演じる信中くんはどこにでもいそうな今どきの男性。武士と出会って同棲、アルバイト先ではお調子者の大学生・羽嶋英世(綱啓永)や、受験勉強をしつつも夢の実現に悩む女子高生・徳川いえる(なえなの)など個性豊かなキャラクターに囲まれ、一見無個性にも見えますが・・・。

信中くんは普通の青年ですけど、ライトノベルを書くことで「表現」しようと夢を追いかけている一面もあり・・・、僕も役者として表現をしているので、そういう意味では劇的なギャップは感じませんでした。

──「ライトノベル作家」と「アルバイトをしながら就職浪人中」という現実と夢の間で揺らいでいる、信中くんのような若者は多くいそうですよね。濱田さんから見て、「自分と似ているな」というキャラクターはいますか?

みんな個性的過ぎるから似ている人はいないかも。僕もどちらかというと個性的なタイプだと思ってますが、羽嶋くんみたいに明るくないし、いえるちゃんみたいに悩まないし。僕は本当に、しゃべるのが大好きなだけの陰キャラで、初対面で元気にいけるタイプではないので・・・。

取材時には、成人したからこその大人っぽい表情も

──いやいや、「しゃべるのが大好きなだけの陰キャラ」は、もはや陽キャラです(笑)。第1話では、ひたむきな武士に感化されたいえるちゃんが自分の意志を信じて夢を追いかけだすなど、コメディ色が強いながらも感動や勇気をもらえそうな作品と感じました。ただ、タイトルからはなかなか想像がつかない内容ですが。

もう、タイトルを考えた人はいろんな意味ですごいなと。「武士」と「マクドナルド」をつなげる発想もですが、タイトルが『武士が、マックで店員になった件。』って度肝をぬいてきますよね。オファーを受けたときにタイトルを見て、こんな面白そうな作品ならやるしかないなと感じました。

──たしかに「面白そう」の興味が強くなるタイトルですよね。第1話ではまだ「前向きなコメディドラマ」といったイメージですが、これから意外な展開はあるんでしょうか? 見どころなど教えてください。

歴史が好きな人はピンとくるかもしれませんが、よく見てみると武士の正体のヒントとなる「この人、意外とこういうことが口癖だったらしいですよ」「実は、こういうことをやってたらしいんですよ」というような伏線がちりばめられています。すべてが明かされてから見直してみると、実は考察要素も入っているので、2度見てみるのも面白いかもしれません。

◇  

ドラマ『武士が、マックで店員になった件。』(カンテレ)は、火曜の深夜0時25分からの放送(2話は5月24日、最終話は31日放送)。詳細は公式サイトにて。

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