沖縄の豊かな自然の中、元気に育ったヒロインが「おいしいもの」を求めて料理人になろうとする姿を描く連続テレビ小説『ちむどんどん』（ＮＨＫ朝ドラ）。５月１６日放送の第２６回では、上京した暢子が東京に圧倒されるシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。

沖縄から料理人になるため、親友の早苗（高田夏帆）とともに上京したヒロイン・暢子（黒島結菜）。早苗の父・善一（山路和弘）のはからいで銀座のレストランでランチを食べた暢子は、レベルの高い西洋料理に感嘆する。

その後、兄・賢秀（竜星涼）が在籍しているというボクシングジムを訪れた暢子は、賢秀が周囲からお金を借りたうえで失踪した事実を知る。賢秀の行方をたどり、暢子は横浜・鶴見にたどり着くのだった。

都会の喧噪を目にして「こんな所に住めない！やんばる帰る！」と動揺し、頼りの兄が失踪していることが判明するなど、念願かなって上京するものの初日から波乱続きの暢子。

ＳＮＳでは「本当、ニーニーのところにお世話になるつもりなら前もって連絡しないとだよね」「というか携帯もない時代に上京して、住所知らないのに連絡取ろうって無謀では？」と、暢子の無計画さを案じる投稿も。また、朝の情報番組『あさイチ』でも司会を務める博多大吉が「ひと言でいえば、準備不足」とコメントし、ツイッターのトレンドには「準備不足」が浮上した。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。第２７回では、途方に暮れる暢子に救いの手が差し伸べられる。

文／つちだ四郎