間寛平「僕ら世代はしつこいよ!」33年ぶり座長に拍手喝采

2022.5.18 19:30

会見に出席した左から信濃岳夫、辻本茂雄、間寛平、内場勝則、住吉大和

(写真4枚)

2022年2月に「吉本新喜劇」のGM(ジェネラルマネージャー)に就任したタレント・間寛平が、33年ぶりに同劇の座長として「なんばグランド花月」(大阪市中央区)の舞台に登場。1970年の入団からわずか4年で座長に就任し、数々のギャグで全関西を沸かせたレジェンドの復活に、会場は大いに盛り上がった。

上演する『寛平じいさん いくつになっても甘えん坊』は、庶民的なうどん屋が舞台。店主(寛平)、その息子(内場勝則)、借金取り(辻本茂雄)などの人々が、息子の恋や店舗売却などをめぐって大騒動を巻き起こす、新喜劇の王道とも言うべき内容だ。

老人姿の寛平がヨロヨロ歩きながら、杖をガンガン振り回すというお約束の登場に、それだけで会場は拍手喝采。相手役の身体的特徴やセリフの言葉尻をとらえては、何回も何回もギャグをループし、話が元に戻るたびに大きな笑いが起こる。

共演者が翻弄されればされるほど、寛平のおもしろみが増していく。その一方で、台詞がないときは不動の団員たちに「お前らも動け! それやからよそに呼ばれへんねん!」とGMらしい喝を入れる場面もあったが、舞台上も客席も幸せなムードで、記念すべき初日は幕を閉じた。

終演後の囲み取材で寛平は、「みんな自由にさせてくれるので、ほんまに安心してできましたし、感謝しています。新喜劇は大阪の宝。喜んでもらえるよう毎日考えてるし、若い子をどんどん育てていけるようがんばります!」と、舞台上のしっちゃかめっちゃぶりとは打って変わり、真剣に回答。

ともに座長経験者である内場と辻本も「みんなが(舞台上で)コケて、みんなで(笑いを)作るみたいな形は懐かしいし、久しぶりな感じがしました」(内場)「アドリブがしつこくても、お客さんが『待ってました!』となるのは、寛平兄さんだからできること。どんなボケが飛び出すかハラハラしたけど、本当に楽しかったです」(辻本)と手応えを語った。

しかし今全員が懸念しているのは、寛平のアドリブがノリ過ぎて、上演時間が伸びること。内場が「寛平さんがしゃべりだすと、みんな『どこで終わらす?』とアイコンタクトが激しかった(笑)。今日も(上演時間1時間が)2時間になったらどうしようかと思いました」と語ると、「僕らの世代は、本当にコテコテでしつこい。今の若い(座長の)子らはスマートですよ」ということなので、ほかの座長公演と比べてみるのも一興だ。

間寛平の座長公演は5月24日まで上演。料金は1階席4800円、2階席4300円で、チケットは現在発売中。また「よしもと新喜劇」(MBS)でも、5月28日・昼12時54分から放送する。

取材・文/吉永美和子

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