カムカムエヴリバディ第22週振りかえり・2001ー2003

2022.4.1 08:15

記者会見の様子を見る大月ひなた(川栄李奈)(C)NHK

(写真5枚)

ラジオ英語講座を軸に3世代にわたる女性の人生を描く、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。4月2日は「2001ー2003」と題した第22週(3月28日〜4月1日放送)を振りかえる。

ハリウッド映画『サムライ・ベースボール』のオーディションが「条映太秦映画村」でおこなわれることになり、ヒロイン・ひなた(川栄李奈)はその準備に勤しんでいた。アクション監督を出迎えるため待機していたひなたは、そこでかつての恋人・五十嵐(本郷奏多)と10年ぶりの再会を果たす。

俳優の道を諦め、東京の父親と兄が経営する会社で働いているはずの五十嵐が現れたことに、驚くひなた。聞くと、父親の会社を辞めてアメリカに渡った五十嵐は、今では役者の経験を活かしてアクション監督のアシスタントとして働いているのだという。五十嵐との思いがけない再会に、ひなたはかつての若かりしふたりを思いかえしては、ひとり悶々とした気持ちを抱えていた。

道場にて2人で話す五十嵐文四郎(左、本郷奏多)と大月ひなた(川栄李奈)(C)NHK

オーディション終了後、キャスティングディレクターのアニー・ヒラカワ(森山良子)が、うわの空のひなたを案じて声を掛ける。かつての恋人と思いがけず再会し、自分の気持ちがわからないことを打ち明けるひなた。するとアニーはやさしく受け止め、ひなたに「後悔のない道を選びなさい、あなたの人生でしょ」と力強い助言を与える。ひなたは、母・るい(深津絵里)にも言えなかったことをアニーには素直に話せたことを不思議に思いながらも、その言葉を反芻するのだった。

翌日、ひなたは時代劇役者の伴虚無蔵(松重豊)が、メインキャラクターとしての出演オファーを断り続けていたことを知る。唖然とするひなたは必死に虚無蔵を引き止め、そこに五十嵐も加わって説得する。弟子の言葉、そしてアニーの座礼を目にした虚無像はそのオファーを受け入れることに。その後、虚無蔵は制作チームの前で見事な殺陣を披露し、映画への出演を正式に決めるのだった。

休憩所で伴虚無蔵(右、松重豊)と話す大月ひなた(川栄李奈)(C)NHK

一方で、ひなたは五十嵐から「今晩、2人で飲もう」と誘われ、かつての恋人からの誘いに心が揺れていた。バーカウンターで過去を語る2人だったが、そこで五十嵐から制作チームのデイジーと結婚を決意したと告げられる。ひなたは複雑な心境ながら祝福し、五十嵐を見送ったあとに「これが人生」とひとり呟くのだった。

ハリウッド映画『サムライ・ベースボール』の制作がいよいよスタート。制作会社「条映」も撮影現場として使われることになり、さらに時代劇スター・桃山剣之介(尾上菊之助)や女優・美咲すみれ(安達祐実)の出演も決定。時代劇にとっての朗報が続き、ひなたをはじめとする「条映」のスタッフは沸き立っていた。そんなある日、ひなたが帰宅すると居間には叔父・勇(目黒祐樹)の姿があり・・・。

本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年が描かれる家族の物語。放送は4月9日まで(最終回は4月8日放送予定)、全112回の予定。

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