大阪中之島美術館・第2弾企画展、イタリア画家の作品が集結

アメデオ・モディリアーニ 《座る裸婦》 1917年、アントワープ王立美術館、photo: Rik Klein Gotink, Collection KMSKA – Flemish Community (CC0)
2022年2月2日に開館した「大阪中之島美術館」(大阪市北区)。中之島という交通至便な立地と、国内屈指の優れたコレクションを有することもあり、関西はもちろん、全国の美術ファンから熱い注目を集めている。そんな同館のオープン第2弾の企画展としておこわれるのが、開館記念特別展『モディリアーニ-愛と創作に捧げた35年-』だ。
アメデオ・モディリアーニ(1884~1920年)は、20世紀初頭のパリで活躍したイタリア人画家。当時のパリは世界中から芸術家志望の若者が集結しており、彼らは当時「エコール・ド・パリ」と呼ばれていた。モディリアーニもその1人である。
1906年に渡仏した彼は、当時のパリで流行していたフォーヴィスムやキュビスムには目もくれず、独自の世界を追求した。やがて、細長いフォルムとアーモンド型の目に代表される独自の肖像画を確立。1917年には画商ズブロフスキーと契約を結び個展を開催するも、貧しい生活がたたってか、1920年1月24日、35歳の若さで病没した。
本展では、国内外の美術館が所蔵する約40点のモディリアーニ作品がそろい、彼の短くも激しい生涯を回顧する。また、ピカソ、シャガール、藤田嗣治など、彼と親交の深かった作家たちの作品も展示しており、当時のパリの芸術状況が窺える。4月9日から7月18日まで、一般1800円ほか。
文/小吹隆文(美術ライター)
開館記念特別展『モディリアーニ展-愛と創作に捧げた35年-』
日程:4月9日(土)~7月18日(月・祝)
時間:10:00~17:00 ※入場は16:30まで 月曜休 ※5月2日(月)と7月18日(月・祝)は開館
会場:大阪中之島美術館(大阪市北区中之島4-3-1)
料金:一般1800円、大高生1500円、中小生500円
TEL:06-6479-0050(代表)
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