松重豊、朝ドラ『カムカム』出演を脚本家で即決「迷うことなく」

伴虚無蔵役の松重豊 (C)NHK
連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)で、大部屋俳優・伴虚無蔵を演じる松重豊が、朝ドラ出演への思いや自身の役柄について語った。
以前、朝ドラには貫地谷しほりがヒロインの『ちりとてちん』(2007年)に出演した松重。「このドラマのオファーを受けたとき、思い出深い『ちりとてちん』と同じ藤本(有紀)さんの脚本だということだったので、迷うことなく参加させていただくと決めました」と、出演依頼を受けたときのことを話す。
松重が演じるのは、日本の時代劇を支えてきた大部屋俳優・伴虚無蔵(ばん・きょむぞう)。普段から着流し姿で暮らし、時代劇言葉で話す変わり者で、時代劇をこよなく愛するひなた(川栄李奈)にとって、やがて師匠のような存在になっていく役どころだ。
ひなたの京都編より前の、るい(深津絵里)の大阪編から登場していた伴虚無蔵(第42回でるいと片桐が観た映画ではクレジットは「斬られる侍」だった)。松重は「この作品には、最初のほう(岡山編)は出ていなくて、 劇中劇のあたりから台本をいただき読み始めました。『ちりとてちん』のとき、藤本さんの本は伏線の張り巡らせ方など、そういうものが本当に読んでいておもしろくて仕方なくて、次の本が届くのが待ち遠しかったのを覚えていました」と、当時を振りかえる。
そして「今回は展開が非常に早いので、自分の役がこれからどうなるのか、どこに着地するかということなどがまったく予想もつかないままで、期待と不安が入り混じった気持ちで台本を読み続けています」とコメントした。

作中では、「ミス条映コンテスト」でひなたの時代劇への愛を感じ、ひなたに「時代劇を救ってほしい」と映画村でのアルバイトを依頼した虚無蔵(第75回)。
松重は自身の役柄について、「自分自身の力で、時代劇をどうしていけばいいのかはわからないと思うんですが、結髪さんの技術にせよ、美術さんのテクニックにせよ、せっかく培ってきた文化・伝統というものを失ってしまうのは間違いなく惜しいものだと思うので、それを何らかの形で次につなぐことができないものか。時代劇を愛してくれているひなたや文四郎というこの時代の若い子たちに、何かバトンを渡せるんじゃないかと思っている人なんだと思います」と分析した。
本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年を紡いでいく家族の物語。放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。土曜日はその週の振りかえり。
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