カムカムエヴリバディ第16週振りかえり・1983

2022.2.18 08:15

スタジオを見学するひなた(川栄李奈)(C)NHK

(写真5枚)

ラジオ英語講座を軸に3世代にわたる女性の人生を描く、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。2月19日は「1983」と題した第16週(2月14日〜18日放送)を振りかえる。

高校卒業を控え進路に悩むヒロイン・ひなた(川栄李奈)は、慣れ親しんだ「条映太秦映画村」で『ミス条映コンテスト』のポスターを見かける。優勝者は賞金50万円と映画出演デビューを獲得できると知り、「これが今、私のやるべきことや」と意気込むひなたは、両親にコンテストへの参加を相談。

当初は反対していた母・るい(深津絵里)だが、父・錠一郎(オダギリジョー)の言葉もあり、「やるんやったら本気で優勝目指しなさい」とひなたの出場を許す。幼なじみの母・一子(市川実日子)から着物姿での作法や茶道の手ほどきを受けるなど、ひなたは周囲から応援を受けてコンテストへの準備を進めるのだった。

無事に書類審査に合格し、いよいよひなたは映画村でおこなわれる本選の日を迎える。緊張しながらも演技審査に臨むひなた。しかし登場した芝居相手・進之介を演じる俳優が、以前回転焼きを買いに「大月」を訪れた無愛想な男(本郷奏多)であることを知り、動揺する。

コンテストで演技の審査を受けるひなたと無愛想な男(本郷奏多)(C)NHK

ひなたは「侍に助けられた茶屋の娘」の演技を続けようとしつつも、以前言われた皮肉を思い出し、怒りのあまり男を斬ってしまう。コンテストが終わり落ち込むひなたの元に「伴虚無蔵」を名乗る侍風の男(松重豊)が訪れる。時代劇口調で話す男はひなたに、「明朝9時、条映太秦映画村の橋へ参れ」と言い残し、去っていくのだった。

翌日、待ち合わせ場所を訪れたひなたは、条映の役者・伴虚無蔵から「時代劇を救ってほしい」と夏休み期間中に映画村でのアルバイトを頼まれる。一度は断り帰路につくひなただが、その途中で無愛想な男こと五十嵐文四郎(本郷奏多)と再会。因縁のある五十嵐への対抗心から、ひなたは話を引き受けることにする。

「条映太秦映画村」の休憩室でひなた(川栄李奈)にある話をする伴虚無蔵(松重豊)(C)NHK

再び映画村を訪れたひなたは、休憩所の雰囲気に触れることで、すぐそばで大好きな時代劇の撮影がおこなわれていることを改めて実感する。さらに映画村の職員である榊原(平埜生成)に撮影現場の見学を誘われ、大喜びするのだった。時代劇作品『破天荒将軍』の撮影現場へと案内されると、そこにはひなたも知る人物がおり・・・。

本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年が描かれる家族の物語。上白石萌音演じる初代ヒロイン・橘安子から、深津絵里演じる2代目ヒロイン・るい、そして川栄李奈演じる3代目ヒロイン・ひなたへと物語が紡がれていく。放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。土曜日はその週の放送を振りかえる。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本