神戸のミステリアス過ぎる巨大遺跡、アニメMV事業が始動

2022.2.3 09:30

アニメミュージックプロジェクト『ワンダリズム きみを呼ぶ声』キャラ設定画 © Kobe City

(写真2枚)

神戸市垂水区の住宅街にある全長194mの前方後円墳「五色塚古墳」。その遺跡を舞台にしたアニメミュージックプロジェクト『ワンダリズム きみを呼ぶ声』が発表された。

手がけるのは、『呪術廻戦』『僕のヒーローアカデミア』など、数々の話題作で知られる東宝のアニメレーベル「TOHO animation」。コロナ禍により移動が制限されるなか、目の前にある地元を見つめ直し、新たな価値観を生み出すことに挑戦するという。

その第1弾として選ばれたのが、全国でも珍しい海に面した立地で、その成り立ちから「ミステリアス過ぎる巨大遺跡」と称される「五色塚古墳」。アニメーションと音楽を掛け合わせたミュージックビデオという形式で、この古墳をモチーフにした作品が創作される。

兵庫県下最大の前方後円墳「五色塚古墳」(神戸市垂水区) © Kobe City

アニメーションの原案・コンセプトデザインは、獣人化したキャラクター造形で注目されるアニメーター・しの。楽曲は4人組ピアノロックバンド・HOWL BE QUIETが担当し、神戸および同古墳のパブリックイメージを覆すSFファンタジー作品となるという。

プロデューサーは、アニメーション映画『HELLO WORLD』(2019年)などを手がけた東宝映像事業部所属の武井克弘さん。「キーワードは、『未知との遭遇』。日本のアニメで見られなくなって久しい、胸躍る王道冒険ムービーを目指します」と意気込む。同作品は絶賛制作中で、3月に公式サイトにて公開される。

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