大阪のシンボル・通天閣が赤色に「早く終わって欲しい」

2022.1.24 20:40

大阪モデルの「非常事態」(赤信号)の基準となる病床使用率50%を超えたため赤色にライトアップされた通天閣(1月24日・大阪市)

(写真3枚)

大阪府の病床使用率が50%を超過した1月24日、大阪モデルの非常事態として赤信号を点灯させることが決定。これに伴い、大阪のシンボル「通天閣」(大阪市浪速区)も赤く点灯した。

この日の新規陽性者数は4803人で、全病床使用率は51.4%。重症病床の使用率は5%以下が続くものの感染収束の兆しは見えず、軽症中等症の医療提供体制がひっ迫し一般医療との両立が困難な状況だという。

そんななか「通天閣」が、府民への周知のため赤色に点灯。周辺はちらほらと人出があり、食事をしている人の姿も見られたが、感染が落ち着いている頃と比べると閑散とした雰囲気だ。

訪れていた近隣のスーパーで勤務する2人は、「2時間おきの消毒、休憩室で会話を絶対してはいけないとか、制限がとても厳しい。オミクロンでは特にお客さまもピリピリしていて、消毒液がないと怒鳴られたり・・・。スタッフはストレスをためています。本当に早くコロナが終わってほしい」と、収束を切望している様子だった。

この後、飲みに行くということだが、「お互い別の店に勤務しているのですが、コロナは陰性です。今日はお互いいろいろ話してストレスを解消したいです」と笑顔を見せた。

今後「通天閣」は日没から夜9時までの間、赤色信号で点灯。赤色は30日まで続き、31日からは通常食点灯に変更となる。なお、府では25日に対策本部会議を開催し、大規模医療療養センターの開設や対策などを決定する。

取材・文・写真/岡田由佳子

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