カムカムエヴリバディ第13週振りかえり・1964ー1965

2022.1.28 08:15

回転焼きの味見をするるい(深津絵里)と錠一郎(オダギリジョー)(C)NHK

(写真5枚)

ラジオ英語講座を軸に3世代にわたる女性の人生を描く、連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK朝ドラ)。1月29日は「1964ー1965」と題した第13週(1月24日〜28日放送)を振りかえる。

ヒロイン・るい(深津絵里)は、東京で音信不通となっていた恋人の錠一郎(オダギリジョー)とようやく再会する。しかし、るいは結婚を約束していたはずの錠一郎の口から別れの言葉を突きつけられ、呆然と自室に帰るも大きなショックを受ける。

時を同じくして、錠一郎のミュージシャン仲間であるトミー(早乙女太一)も大阪に帰ってきた錠一郎を見かけるが、それは東京から来た社長令嬢の奈々(佐々木希)と一緒に歩く姿だった。トミーに問い詰められた錠一郎は、自身の身体の不調でトランペットが吹けなくなってしまったことを打ち明ける。

一方で事情を知らないるいは、錠一郎からの突然の拒絶に傷つき動揺を隠せずにいた。しかし、るいの代わりにジャズ喫茶へクリーニングの配達に向かった店主の平助(村田雄浩)から、錠一郎の身に何が起きているのかを聞かされる。真実を知るや否や、るいは錠一郎の滞在する宿へと駆け出していく。

旅館にやってきたるい(深津絵里)にあることを告げる錠一郎(オダギリジョー)(C)NHK

るいは錠一郎と向き合おうとするが、自分と一緒にいることでるいを不幸にしたくない錠一郎はその気持ちを受け入れることができずにいた。そんな錠一郎を信じることを心に決めたるいは、諦めずに前を向いていく。周囲に見守られながら錠一郎が泊まる宿に献身的に通い続ける日々を送る。

そんなある日ラジオから流れる『On the Sunny Side of the Street』を聞いたるいは、いてもたってもいられなくなり錠一郎の元へと駆け付ける。しかしそこにいたのは錠一郎と一緒に病院へ行く約束をしていたトミーで、錠一郎は宿から姿を消していた。

錠一郎も同じラジオを聞いていたことに気づいたるいは、トミーの運転でかつてドライブで出掛けた海へと向かう。海のなかへと入っていく錠一郎を急いで抱きしめるるいは、自身の苦境に苦しむ錠一郎に、「私が守る、あなたとひなたの道を歩いていきたい」と思いを告げる。

そしてるいは、大阪で娘のように面倒を見てくれた平助と和子(濱田マリ)夫妻が営む「竹村クリーニング店」を離れ、錠一郎と晴れて夫婦となる。心機一転、京都で暮らすことを決めた2人は、短大卒業後に京都でお茶の師匠をしているベリーこと一子(市川実日子)をまずは訪ねることにする。

鍋の中を愛おしそうに見つめるるい(深津絵里)と、その様子を見つめる錠一郎(オダギリジョー)(C)NHK

しかし、京都に家も職も当てがない2人は、これから何をして生活していくのかを決めかねていた。一子を訪ねた帰り道、るいと錠一郎は北野天満宮の縁日でたち並ぶ出店に立ち寄る。そこでるいは回転焼きの屋台に目を奪われる。るいは幼いころに母とあんこを作った記憶を辿りながら、錠一郎と回転焼き屋を開くことにする。

回転焼き屋「大月」を開いたるい達夫婦だったが、近所からの評判はあまり芳しくなく、回転焼きはなかなか売れずにいた。様子を見に来た一子は、るいの「あんこの味には自信がある」という言葉を受けて試食しようとする。しかしその瞬間、近所で酒屋を営む森岡(おいでやす小田)が「大変だ!」と店に飛び込んで来て・・・。

本作は、朝ドラ史上初となる3人のヒロインが昭和から令和にかけての100年が描かれる家族の物語。上白石萌音演じる初代ヒロイン・橘安子から、深津絵里演じる2代目ヒロイン・るい、そして川栄李奈演じる3代目ヒロイン・ひなたへと物語が 紡がれていく。放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。土曜日はその週の放送を振りかえる。

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