オンラインライブを開催、DA PUMP「いつか世界中の人に」

DA PUMP(左からISSA、YORI)
12月11日に、6人体制では初の単独オンラインライブを開催する、ダンス&ボーカルグループ・DA PUMP。コロナ禍で公演延期などがあるなか、今年4月にはメンバーのDAICHIが持病悪化で無念のグループ脱退をするなど、2018年『U.S.A.』での再ブレーク以降、勢いに乗っていたグループは試練に直面した。
しかし、この状況下でも決して下を向かなかったDA PUMP。今回はメンバーのISSA、YORIに、9月リリースの楽曲『紡 −TSUMUGI−』の話もまじえながら、オンラインライブの展望などについて語ってもらった。
取材・文/田辺ユウキ
写真/木村正史
「いろんなことができるのが、純粋におもしろい」(ISSA)
──まず『紡』について振りかえりたいのですが、同曲は人と人の向き合い方について考えさせる内容でしたね。
ISSA:現在の状況は、僕らだけじゃなく誰もがうまくいかないことばかり。だからこそ、こういうメッセージ性の強い曲はすごく意味があると思うんです。こんな時代だけど、今があるからこそ未来へと紡いでいける。僕らも、準備していたことがことごとくなくなっていきました。でも苦しいのは自分たちだけじゃないから。じゃあこれから、みんなとどうやって進んでいこうかと今は考えています。
YORI:コロナ禍、この先のことについて考えるなど、自分と向き合う時間は確かに増えました。でも、そんなときに『紡』ができあがったんです。ファンの方のなかには、結婚式や、恋人と過ごしているときなど、「特別な日に流しています」という声も聞きます。みんな、この曲を通して人との繋がりの大事さを感じてくれている気がします。こういう世の中だからこそ必要な曲なのではないでしょうか。
──そんななか、2019年8月リリースの『P.A.R.T.Y.〜ユニバース・フェスティバル〜』のMVが今年10月に1000万回再生を達成しました。また2020年9月リリースの『Fantasista〜ファンタジスタ〜』のMVに出演していたタクシー会社の社員さんが、その後「踊るタクシーおじさん」として『2021年TikTok上半期トレンド』にノミネート。DA PUMPの曲はリリース後も長期間、話題が持続するのが特徴ですね。
ISSA:ひとつの楽曲のなかにいろんな方向性を込めているから、自然とそうなるのかもしれません。そういうさまざまな方向性を自分たちが楽しんで、そしてやり切っていますし。鳴かず飛ばずの時期もあったので、いろんなことができるのが純粋におもしろい。例えばMVを作るときも自分たちで何かを見出し、さまざまな色付けをしています。
YORI:全力で、振り切ってやっているところがありますからね。振り付けでも、『U.S.A』(2018年)のインベーダーダンスなんかはほかのグループはやらないこと。そういう要素が、映像、曲などすべてに入っている。だから何度だって味わいたくなり、見ているうちに愛せるようになるんだと思います。
──『紡』や『P.A.R.T.Y』みたいにカラーが違う曲に思えても、実は国、人種、性別などいろんな垣根をなくして、1人ひとりと向き合っていく重要さを歌っていたり。聴けば聴くほど発見が多いのも要因かもしれません。
ISSA:そうそう、DA PUMPって曲のノリの良さにクローズアップされることが多いけど、昔からそういうテーマ性を込めてやっているんですよね。だから、いろんなタイプの人にちゃんと当てはまっていく。それが1曲1曲が長く愛される理由なのかも。だからこそ、自分たちの曲をいつかは世界中の人にライブで聴いてもらいたいですよね。だけど「ここまでやったから、じゃあ日本を飛び出そう」と世界中を堂々回れるようになるには、まず日本の隅々までDA PUMPを届けに行かなきゃいけない。
──2018年から2019年のDA PUMPの勢いを見ると、コロナがなければ世界進出の構想もあったんじゃないかと思うのですが。
ISSA:楽曲を出すたびにキャンペーンで日本全国を飛び回りますし、「じゃあ次は」とアジア諸国なら可能性があったかもしれませんよね。
YORI:僕自身は本音としては、あの勢いのなかで本格的なアジア進出をしたかったです。だけど世界がこういう状況だからそれは仕方ない。きっとまたトライできる状況になると信じて、準備をしていきたいです。
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