3人の人気シェフ集結、パン好き注目のブランドが大阪に誕生

2021.10.9 08:44

手前から時計回りに、和泉市「パン工房フルニエ」坂田シェフ、神戸市「MAISON MURATA」、大阪市「ROUTE271」船井シェフ。パンシェルジュ榎さん

(写真10枚)

3人の名シェフがタッグを組んだベーカリー「パンヲユメミル」が、10月8日に「阪神梅田本店」(大阪市北区)にオープンした。

パンシェルジュ1級の資格を持ち、パンのセレクトショップ「パントタビスル」も同百貨店で手がける榎友寿さんが監修し、「夢に出てくるほどおいしいパンを目指して、約3年前から構想を練り続けていました」と、関西で人気を誇る3店舗のシェフに新ブランドの立ち上げを依頼したのだ。

その3人とは、ハード系のパンで大人気の大阪・和泉市「パン工房フルニエ」坂田隆敏シェフ、大阪・梅田で日々行列人気「ROUTE271」船井高志シェフ、多加水のパンやクロワッサンなどバリエーションに富んだパンで人気の神戸和田岬の「MAISON MURATA」の村田圭吾シェフだ。

それぞれの強みを活かし、50〜60種のパンを手がける。坂田シェフは、「榎さんのリクエストのひとつ、『食感』を大事にすることなどのこだわりに加えて、『食の阪神』を意識して、オーツミルクや太白胡麻油を使用した食パンや国産小麦をベースに動物性の原料を使用しないヴィーガンパンを作っていこうと考えています」と、ここならではのパンを目指す。

船井シェフは、「今後はさらに料理人の方とコラボレーションしてサンドイッチなども作っていきたいです」と意欲的だ。また30代と一番若い村田シェフは、「違う世代のシェフと情報を交換・共有しながらパン作りができ、勉強になります。神戸の店なので、大阪の方に食べていただけるのもうれしい」と話す。

今後、関西のベーカリー界を代表する3シェフのパンの進化には注目だ。場所は「阪神梅田本店」の1階。営業時間は施設に準じる。

取材・文・写真/いなだみほ

「パンヲユメミル」

2021年10月8日(金)オープン
住所:大阪市北区梅田1-13-13 阪神梅田本店1F
電話:06-6345-1201
営業:10:00~20:00 不定休

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