変化する一期一会のアート、京都・東寺で夜限定イベント

2021.8.7 16:15

『自立しつつも呼応する生命と呼応する木々』作品。人が触ると色とBGMが変化

(写真10枚)

創建から約1200年の世界遺産「東寺」(京都市南区)で、幻想的なアート空間が広がる夜限定イベント『チームラボ 東寺 光の祭 −TOKIO インカラミ』が、8月6日から開催。その瞬間しか出合えないアートにカメラを向け、楽しむ姿が見られた。

これまで京都の「下鴨神社」とのコラボなど、空間そのものを活かしたデジタルアート作品展を国内外で展開するクリエイティブ集団「チームラボ」が手がけ、「東寺」で初開催される同イベント。境内には、ゆらゆら揺れる大きな卵形体や球体が並び、人がタッチしたり、風に吹かれて倒れると光の色が変化する美しい光景が広がる。

さらに、それらの光と音の変化は別の作品にも伝播。国宝・五重塔をバックに瓢箪池に浮遊するベネチアン・グラスのランプや周りの木々のライトアップなど、会場全体が人の動きによってリンクしたひとつの作品として楽しめるのが魅力だ。

歴史的建造物に投影される映像も人の動きなどを感知して変化し、「チームラボ」の特徴である「事前に記録された映像は再生しない」作品ばかり。「講堂」では10種類の花々の誕生と死の様子が繰りかえされ、「金堂」には力強い筆づかいが感じられるような「書」が描かれ続ける。

『瓢箪池に浮遊する呼応するランプ』作品。国宝・五重塔をバックにベネチアン・グラスのランプが輝く

地元住民らが招待された先行公開(5日)では、自身の動きによりその瞬間しか出合えないアートにカメラを向け、「写真にはおさめ切れない」「どこを見ても映える」などと楽しむ家族連れの姿が見られた。

「チームラボ」の工藤岳さんは見どころについて、「月1回開かれる弘法市など、東寺は長い歴史のなかで人と人をつないできた貴重な場所。お寺のなかに神社があるなど、境界を超えているような空間も魅力です。(コロナ禍で)人と人が離れてしまう状況が続いていますが、人がいることでつながる作品を感じてもらえれば」と話す。

期間は9月19日まで(期間中、休みの日あり)。9月4日までは夜7時開場、8月31日までは夜9時閉場。料金は大人・平日1600円、土日祝は2200円ほか。感染症対策として入場口で検温を実施し、入場人数制限をおこなう場合あり。

取材・文・写真/塩屋薫

『チームラボ 東寺 光の祭-TOKIO インカラミ』

日程:8月6日(金)~9月19日(日)※8/20・21・9/5休
時間:8月6日(金)〜9月4日(土)・19:00~、9月6日(月)〜19日(日)・18:30〜
※8月31日(火)までは21:00閉場、それ以降は公式サイトで後日発表
会場:真言宗総本山 東寺(教王護国寺)(京都市南区九条町1)
※入場は大宮通沿い「慶賀門」北側
料金:一般1600円(土日祝2200円)、中小生600円(土日祝800円)
電話:0570-200-883(チームラボ 東寺 光の祭 事務局/平日・土曜11:00~16:00)

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