海遊館のワモンアザラシ赤ちゃん、愛称が決定…パネル展も開催

2021.8.2 14:15

ワモンアザラシ「ミゾレ」(2021年4月5日撮影)提供:海遊館

(写真5枚)

大阪の水族館「海遊館」(大阪市港区)に誕生し、「かわいすぎる」と全国で話題になったワモンアザラシの赤ちゃん。その愛称が決定した。

4月1日に誕生し、すくすくと成長する赤ちゃんの姿をツイッターやYouTubeで随時公開してきた同館。すやすやと寝息を立てながら眠る姿や、初めての水に驚いてくしゃみを連発する動画には日本中が悶絶した。

そんな全国民が注目する赤ちゃん(オス)の愛称を、飼育員たちがさまざまな思いを込めて考案。7月12日から26日までの期間、5つの愛称案へ投票を募ったところ合計2万6432通の投票があり、全体の約43%を占める1万1365票を集めた「ミゾレ」に決定した。

同館のワモンアザラシたちの愛称は天気に由来しており(アラレ、ユキ、モヤなど)、「ミゾレ」の生まれたときの顔が母親のアラレ似であったことから、霰(あられ)に似た天気の霙(みぞれ)から考えられた。

飼育員は「現在『ミゾレ』は順調に成長しており、行動の多様性を引き出すための取り組みや、北極圏水槽へのデビューに向けて、プールから上陸するトレーニングなどに取り組んでいます。デビューまでもう少し時間が必要ですが、引き続き、温かく見守っていただければ幸いです」とコメントしている。

また館内「北極圏」水槽付近では、8月1日から「ミゾレ」の成長過程や、試行錯誤で取り組んだ前例のない「人工哺育」の取り組みを紹介するパネル展『ワモンアザラシ誕生から100日間の成長記録』を開催。「ミゾレ」の成長過程で抜け落ちた実物の白い体毛も展示されるという。期間は2022年4月頃まで。

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