アパレルメーカー「ＧＵ」（本社：東京都江東区）から「トマトブレンドパジャマ」が登場。７月１９日から発売を開始した。

野菜のトマトを配合し、特殊な素材を使用した同アイテム。今回トマトとパジャマという異例の組み合わせを企画した同社に対し、発売の経緯やその機能性について広報担当の工藤杏さんに聞いた。

■「トマトブレンドパジャマ」を作るきっかけになったのは

「当社はこれまでに『ハニーブレンドパジャマ』『ラベンダーパジャマ』『レモングラスパジャマ』『ミントパジャマ』を販売してきましたが、野菜成分であるトマトを使用したのは初めての試みです。このうちの『ミントパジャマ』が多くの方から好評を頂き、『来年も販売してほしい』『ミント以外も欲しい』という声を頂戴しまして、植物由来成分のパジャマシリーズ『Ｂｅａｕｔｙ Ｐａｊａｍａ』を企画。そのなかの１ブランドとして『ＴＯＭＡＴＯブランドラウンジシリーズ』の開発に至りました」と工藤さんは話す。

■なぜトマト？

「トマトには抗菌防臭効果があり、汗をかいてしまう夏のパジャマには最適な機能があることから採用しました」

■ひんやり接触冷感・抗菌・防臭で快適＆快眠

抗菌・防臭の効果が期待できるという同アイテムに、接触冷感機能の糸を施すことで、薄手のパイル地でありながらひんやりとした着心地が実感できるという。工藤さん曰く、「ただし、これらの機能性は永久的なものではなく、着用頻度や洗濯によって効果の程度が減少します。また色落ちに関して、濃い色は色落ちの可能性があるため、特に白や淡色のものとの洗濯は避けることをおすすめしています。長時間の水への浸け置きもＮＧです」とのこと。しかしながら、寝苦しい夏の夜を快眠に導いてくれるのは嬉しいことにほかならない。ちなみに気になる匂いだが、パジャマからは「トマトの匂い」はしない。

シリーズ展開は、「半袖＆ハーフパンツ」「半袖ワンピース」の２型で、トマト特有のレッドをベースにピンクとワインの３色で展開。価格は２型ともに２９９０円、全国のＧＵ店舗、オンラインストアで販売されている。詳細は公式サイトにて。

取材・文／道面梓