大阪・映画館の営業再開に喜びの声「心待ちにしてきた」

2021.6.2 07:15

大阪市内より「梅田ブルク7」を訪れた40代女性

(写真9枚)

2021年4月末から1カ月以上休業を強いられていた大阪の映画館が、6月1日より続々と営業を再開。そのひとつである「梅田ブルク7」(大阪市北区)では、初日の来場者から再開を喜ぶ声があがった。

クラスターや顕著な感染が見受けられないにもかかわらず、政府から休業要請が続いた東京・大阪の映画館。5月24日には『日本映画製作者連盟』が営業再開を希望する声明文を発表し、その甲斐あってか要請の一部が緩和され、大阪は土日休業など規制は残るものの再開が実現した。

大阪・梅田の映画館「梅田ブルク7」では、検温や換気の徹底など万全の感染対策を施したうえでオープン、まばらながらも一般客らが来場した。支配人・鈴木省吾さんは、「『いつになったら(営業できるのか)』と思っていたので、部分的にでも再開できたのはうれしいです。ホッと胸をなでおろしたような感じです」と、安堵の表情を浮かべた。

また来場者からも、「映画館はクラスター感染も発生していないし、閉める必要性はあまり感じていませんでした。やっとという気持ちで、心待ちにして来ました! 再開してくれてうれしいです」(大阪市内・40代女性)と歓喜の声が。

映画好きだという50代の男性も「(映画館の感染対策への取り組みは)前から知っていて安心もあったし、自分でも対策はしてます。封切りされた映画で観たいものもあるので、また来たいです」と笑顔を見せた。

同館では今後も、座席間隔を空けてのチケット販売、消毒液を使用した定期的な店内清掃など、感染対策をおこなっていくという。

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