変わり種の味も研究、おはぎ専門店が宝塚にオープン

2021.5.30 11:45

左手前から時計回りに。きな粉のあん入りの「きなこ」310円、「くろごま」310円、さつまいものペーストにビーツを混ぜてもち米と一緒に茶巾絞りにした「やきいも」310円、金山寺味噌をトッピングした「ごまみそ」280円

(写真9枚)

宝塚市役所近くに「小浜おはぎ研究所」(兵庫県宝塚市)が、5月2日にオープン。小さな店先に並ぶのは、ちょっと変わり種のおはぎだ。

「小豆は昔からお供え物に使われたり、邪気を祓う食べ物とされています。こんなご時世だからこそ、小豆を使ったおはぎを食べて元気になってほしい」と代表の藤原幸司さん。「こしあん」や「つぶあん」「くろごま」「きなこ」「あおのり」の定番に加え、トマトや柚子など週替りで珍しい味が登場する。

「研究所」という名に込めた思いについては、「ひとつのものをずっと作り続けるのは性分ではなく、新商品にもどんどんチャレンジし、日々新作の研究を重ねていけたらという思いです」と藤原さん。「今気になっている素材は、野菜。例えば紫蘇、そのほか漢方で使われているようなサンザシ、サルナシなども考え中です」とのことだ。

またアイデアおはぎのデザインの募集もおこない、早くも近隣に暮らす子どもたちが考えたおはぎを藤原さんがレシピを試行錯誤し商品化。最近では小学生が考案した豆を数種類使った「まめまめ」を期間限定で販売した。

すべてに、特別栽培農産物に認定された十勝地方の小豆、北海道産餅米のはくちょうもちを使用。クコの実、かぼちゃの種、紫蘇の花をトッピングしたり、和菓子の練り切りのような繊細なデザインに仕上げるなど、見た目のかわいさもポイント。3個以上の購入で、わっぱ入りとなり手土産にも重宝しそうだ。営業時間は朝10時〜夜6時売り切れ次第閉店。1個280円〜。場所は阪急逆瀬川駅から徒歩約20分。

取材・文・写真/いなだみほ

「小浜おはぎ研究所」

2021年5月2日(日)オープン
住所:兵庫県宝塚市小浜2-1-2-101
営業:10:00~18:00(売り切れ次第閉店) 水・木曜休み
電話:090-1885-0891

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