神戸風月堂のゴーフル、昔はナイフでカットして食べていた?
2021.4.29 14:15
(写真7枚)
薄く焼き上げた生地でクリームを挟んだ「神戸風月堂」(本社:神戸市中央区)を代表するお菓子「ゴーフル」。かつてゴーフルにはカット用のナイフが封入されていたってご存じだろうか?
大正15年(1926年)頃、洋行帰りの客がフランスの焼菓子を持参し、「日本でも作ってみてはどうか」と提案したのが発端だという「ゴーフル」。現地のものを真似るのではなく、日本人の嗜好に合うようにと、フランス製の長所を存分に生かしつつ和菓子の長所をも取り入れ、当時の和洋菓子の技術者が試作・研究に没頭。 その苦心が実を結び、昭和2年(1927年)に発売が開始された。
そのまま食べるイメージのゴーフルだが、90余年の長い歴史のなかで、1995年頃までは「ゴーフル」にカット用のナイフが封入されていたという。当時の資料には「軽く2〜3回筋を入れるように切ってください」と記載されており、直径15cmという大きめのサイズだったため、食べやすく切り分けてシェアする家庭が多かったようだ。
今回、ゴーフルの5が揃った5月5日のゴーフルデーを記念して、オンラインショップや全国の百貨店(一部店舗を除く)で税抜1000円以上の購入者を対象に「ゴーフル用カットナイフ」(木製)をプレゼント(5月1日から期間限定)。同社は公式ツイッターにて、星形など好きな形に切ったり、カットしたゴーフルをトーストに乗せて楽しむアレンジレシピを披露している。
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