４月１日に「まん延防止等重点措置」が適用された大阪府は同日、『新型コロナウイルス対策本部会議』を実施。府民や事業者に対する要請を決定した。

今回、決定した府民への主な要請は、「４人以下でのマスク会食の徹底」「大阪市内における不要不急の外出・移動の自粛」「大阪府外への不要不急の外出・移動の自粛」「歓送迎会宴会を伴う花見は控えること」「少しでも症状がある場合、早めに検査を受診すること」。ＧＷを含む４月５日から５月５日までの１カ月間、これらが要請される。

また、飲食店などへの時短営業の要請も継続され、府民には「営業時間短縮を要請した時間以降、飲食店にみだりに出入りしないこと」が追加。大阪府下の閉店時間は夜９時までとなり、感染が特に急拡大する大阪市内では夜８時までとなった。

会議終了後、「感染は今までにない角度の速度で、若い人を中心に急拡大している。この後、高齢者やほかの年齢層に広がることも予測される」と、今後の拡大を危惧した吉村洋文知事。

改めて、「府民のみなさんに本当にいつもお願いしてばかりだけれど、感染の急拡大を抑えていかなければならない。変異株も出ているので。お１人おひとりの感染症対にご協力をお願いします」と深く頭を下げた。

取材・文・写真／岡田由佳子