まもなく見頃! 関西で出合える花の絶景。桜との競演も

2021.4.2 13:15

県営馬見丘陵公園のチューリップ

(写真3枚)

桜も満開から少しずつピークを超えつつある関西各所。けれど春に咲く花は桜だけじゃない! 4月上旬の今、訪れたい花の名所をご案内。

関西最大級のチューリップ畑が奈良に!

奈良県西部に位置する河合町と広陵町にまたがり、国内屈指の古墳群も擁する広大な公園では、春を代表する花、チューリップが今まさに見頃。園内6つのエリアにわたって植え付けられた約90種類60万株のチューリップが一斉に咲く姿は圧巻のひと言で、4月中旬まで楽しめます。

さらに今なら園内の桜がちょうど満開を迎え、天気次第であと一週間ほどは桜×チューリップのコラボレーションが見られそう。チューリップが咲き終わっても、約150万株のネモフィラやムスカリ、そして赤やピンクの花を咲かせるシャーレーポピーなど、ゴールデンウィーク明けまで色とりどりの春景色に出合えます。古墳散策もあわせてどうぞ!

琵琶湖湖畔で楽しめるノウルシ

琵琶湖畔を一面黄色く彩るノウルシ

ノウルシ、あまり聞き慣れないこの花は、湖岸や河川敷など湿地帯で育つ多年草。黄色の部分は花ではなく総苞(そうほう)と呼ばれる葉の一種で、高島市の琵琶湖湖畔に広がる群生地で、一面に咲き誇るノウルシが見られます。

ちなみにノウルシは、湿地帯の縮小と共に数が減っていて、環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧種にも指定されている希少な花。今年も少しずつ黄色が現れ始め、ピーク予想は4月10日前後とか。

咲き始めの今は、まもなく満開となる桜との競演も見どころ。また、群生地周辺のヨシにも新芽が出始め、琵琶湖畔らしい春が存分に満喫できそうです。

今回ご紹介したスポットのほかにも関西の花の名所はまだまだたくさん! 好評発売中の『関西・花のおでかけ』をぜひチェックして。今年は気候が暖かく、全体的に開花時期がやや早まっている模様。開花状況をチェックしてお出かけください。

「県営馬見丘陵公園」

住所:奈良県北葛城郡河合町佐味田2202
時間:見学自由
電話:0745-56-3851(県中和公園事務所)

「関西 花のお出かけ」
1100円(京阪神エルマガジン社)

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