大阪のビジネス街・本町で愛される「平岡珈琲店」（大阪市中央区）。創業１００周年を記念したドーナツが、４月１日からオンラインショップと店舗で販売される。

大正時代からの看板メニュー「ドーナツ」は小麦粉と卵、砂糖のシンプルな素材による昔ながらの味わいが魅力。３代目店主が初代の味を守り続け、毎朝手作りする７０個は、昼過ぎには売り切れてしまうほど人気だという。

現在、後継者がいない同店では「次の１００年も伝統の味を残したい」という思いのもと、今春オンラインショップを新設。「焼きドーナツ～１００ｔｈ ｐｒｅｍｉｕｍ～」（２５０円）を販売することに。店で提供するハードドーナツに近づけるために約１年かけて開発したといい、口どけのよいしっとり食感が特徴だ。

また、店舗で生豆から自家焙煎する挽き立ての香りを再現できるよう「百年珈琲ドリップバッグ」（１５０円）の販売もスタート。甘味のあるグアテマラ産の豆をベースに、焙煎度合いの異なる２種のコロンビア産の豆などがブレンドされ、うま味・酸味の味わい深さを自宅でも楽しめそうだ。

新商品の販売を記念し、店頭で４月１・２日の朝９時から新社会人限定・各日先着５０名に同ドーナツ＆ドリップバッグがプレゼントされる。新商品は４月１日に開設される公式オンラインショップほか、店頭でも販売予定。店舗営業は朝１０時～夕方６時、火曜休。

文／塩屋薫