京都で登竜門を目指す現代アートフェア、最優秀賞が決定

2つある会場のひとつ「京都新聞ビル地下1階
現代アートのイベント『ARTISTS’ FAIR KYOTO 2021(アーティスツ フェア キョウト)』が京都市内2カ所で3月6日、7日に開催。4日に、会場内や展示される作品がひと足先に公開され、最優秀賞が発表された。
出品される現代アート作品は、公募に加え、国内外で活躍するアーティスト陣17名が将来に期待を寄せる新進の若手アーティストたちをセレクトし、「レベルが高い」とアート関係者から高評価。会場にはアーティストが在廊し、将来有望なアーティストに話を聞きながら、作品を鑑賞し、購入することができるのも魅力のひとつだ。
4回目となる今年からは「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2021Akatsuki ART AWARD」を開催。今回展示している若手アーティスト43組の作品の中から最優秀賞1点、優秀賞4点が選ばれた。
最優秀賞は野田幸江、優秀賞はたかくらかずき、NAZE(なぜ)、檜皮一彦、藤本純輝が受賞。野田幸江は滋賀県で花屋を営みながら、作品を制作。最優秀賞を受賞した「フィールド」も箱庭のような作品となっている。最優秀賞は副賞として「ANB TOKYO」で個展を開催(2021年夏開催予定)できる権利と、個展開催費用や新作制作費用として賞金100万円が授与される。

「アートアワードを今後も継続しておこなうことにより、このアーティスツフェアキョウトが現代アートの登竜門になることを目指しています。そしてアーティストにとって、日本や世界で活躍する入り口になればと思っています」と、同アートフェアのディレクターであり、自身も現代芸術家である椿昇氏はコメントした。
会場の「京都府京都文化博物館 別館」(京都市中京区)では、重要文化財にも指定されている館内に、建築現場に使われる足場を組んだ2フロア構成に。クラシックな建物と無機質な足場のコントラストも注目だ。
もうひとつの会場もギャラリーや美術館に多いホワイトキューブではなく、「京都新聞ビル地下1階」(京都市中京区)という普段非公開のユニークな空間に。「京都府京都文化博物館 別館」はペインティング作品が多いに対し、こちらは広大な空間を使い、大型インスタレーションや立体作品が中心に展示されている。
料金は一般1800円、京都新聞ビル地下1階は無料。また3月下旬までは関連イベントがあり、3月中旬からはオンライン企画もスタートする。
取材・文・写真/天野準子
『ARTISTS’ FAIR KYOTO 2021』
期間:2021年3月6日(土)・7日(日)
時間:10:00~18:00
会場:京都府京都文化博物館 別館(京都市中京区三条高倉)
京都新聞ビル地下1階(京都市中京区烏丸通夷川上ル少将井町239)
料金:一般1800 円、学生1000 円(要・学生証)、高校生以 無料(京都新聞ビル地下1 階は無料)
問い合わせ:ARTISTS’ FAIR KYOTO実行委員会075-414-4222(10:00~17:00、土日祝休)
『ARTISTS’ FAIR KYOTO:SATELLITE 2021』
期間:〜3月下旬(会場により異なる)
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