奈良から発信、人気ブランドが目指す「まちづくり」とは?

4月14日に創業の地・奈良市元林院町にグランドオープンする『鹿猿狐(しかさるきつね)ビルヂング』と、その近隣施設の全体像
「日本の工芸を元気にする」のビジョンを掲げる「中川政七商店」(本社:奈良県奈良市)が、4月14日に初の複合商業施設・まちづくりの拠点をオープンさせる。
新たにオープンする「鹿猿狐(しかさるきつね)ビルヂング」では、旗艦店「中川政七商店 奈良本店」や飲食店2店舗、同社初のコワーキングスペース「JIRIN」で構成。地元奈良の産業観光のモデルになることを目指す。
これまで、自社オリジナル商品を開発・自社販売や産地支援事業をおこなうなかで、「スモールビジネスで奈良を元気にする!」をビジョンに掲げた「N.PARK PROJECT」にも注力してきた同社。奈良発のネパールカレー専門店「菩薩咖喱」や、1952年創業「川東履物商店」が新ブランド「HEP」を立ち上げるときにサポートしてきた。
そこで、「JIRIN」でも、スモールビジネス(中小企業・ベンチャー企業)に必要な要素を体系的に学び、実践を総合的にサポートする拠点に。経営講座やトークベント、セミナー、交流会などのプログラムが開催される予定だ。
中川政七会長は、「ものづくりに対する愛情や志があっても、それがちゃんと続いていく、商売していくにはギャップがあるので、それ埋めていくことが(私が)奈良でやれることなのではないかと思います。奈良がスモールビジネスのメッカになることを目指してがんばっていきたい」と意気込みをみせる。
また、代表取締役社長の千石あや社長は、「工芸の復活はものづくりだけでなく、それを生み出す産地自体が活性化する必要があります。私たちは、産業へ人を呼び込む産業観光を奈良で実現し、モデルケースになることを目指しています」と、創業の地である奈良にかける思いを語った。同ビルは3階建てで、近鉄奈良駅から徒歩約7分。
取材・文/いずみゆか
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