台湾屋台フード「胡椒餅」ってなんだ?ネイティブも絶賛、京都に専門店

2021.2.10 11:15

「胡椒餅 福丸」の胡椒餅(しょうゆ味、甘みそ味)1個350円

(写真9枚)

「胡椒餅(コショウモチ)」とは、台湾の屋台で大人気のストリートフード。コショウを効かせた肉ダネを生地で包み窯で焼いた「お焼き」のようなもので、夜市や観光地の露店などで気軽に味わえるB級グルメとして知られる。その胡椒餅に特化した、全国でも珍しい専門店「胡椒餅 福丸」が2020年12月、京都・西院エリアにオープンし、地元民や台湾好きから注目を集めている。

オーナーの山村優佳さんは料理教室の講師として活躍していたが、コロナ禍で教室が閉鎖されたのをきっかけに、いつかやりたいと考えていた飲食店を始めることにしたという。

「胡椒餅 福丸」オーナーの山村優佳さん

「台湾旅行で食べた胡椒餅のおいしさが忘れられなくて、これだ!と思いました。以前、料理教室で簡単な作り方を教えたときも大好評だったんですよ。日本人好みの味なのにお店がほぼないのは『窯で焼く』ことのハードルが高いからでしょうね。でもどうせやるなら本物を作りたいから、思い切ってタンドール窯を導入しました」と話す。

胡椒餅は、希少な国内産のタンドール窯に張りつけて焼く

厨房の奥に鎮座するのは、日本唯一のタンドール専業メーカー「神田川石材商工」製のもの。本来は四角型のところ、胡椒餅仕様に丸型に特注したのだそう。「窯内部の温度は270〜280度くらい。遠赤外線を利用するので、表面はカリッと香ばしく、なかはジューシーに仕上がります」と山村さん。

「本場でも胡椒餅は店ごとにレシピが異なるほどで、皮もパン生地タイプとパイ生地タイプがあるんですよ」と言う。オープン前に両方の生地で作ってみて、好評だったパン生地を採用した。

生地に使う小麦粉やラードをはじめ、食材はほぼ国産のものだ。豚肩ロース肉は食べごたえがあるように大きめの角切りにして黒胡椒や五香粉などで下味をつけ、みずみずしい九条ネギとともに生地で包み、表面にゴマをまぶして12分ほど焼く。1個350円。

焼きたての胡椒餅。白ゴマは甘みそ味、白&黒ゴマはしょうゆ味

焼きたてを割ってみると、湯気とともに胡椒や五香粉のスパイシーな香りが立ち上がり、食欲を刺激。カリ、ふわっとした生地、豚肉の濃厚な旨みやネギの甘さが一体となって口のなかに幸せが広がる。

しょうゆ味はややあっさりめで胡椒の香りが強く感じられ、甜麺醤を使った甘みそ味はこっくりとした味わい。テイクアウト、イートインともに可能だが、イートインならぜひともクラフトビールをお供に。

本日のクラフトビール600円。ホップの香りがする軽めのタイプと風味しっかりめの2種類

アツアツの胡椒餅を頬張って、冷たいビールをキューッと。「うれしいことに、京都在住の台湾人や台湾好きな方が『京都でも本格的な胡椒餅が食べられるなんて!』とリピートしてくださることも増えてきました。もちろん、まだ胡椒餅をご存じない方も多くて『なんや、普通のお餅とちゃうんか』と言いながらも買っていかれたりするんですよ。どちらもありがたいですね」とにっこり。

今後はスープと一緒に提供するなどのバリエーションも増やしていく予定で、店頭で15分ほど待てば焼きたてが手に入る。自宅で温め直す際は、30秒ほど電子レンジで温めた後にトースターで軽く焼けば、焼きたての味に近くなるとのこと。場所は、阪急西院駅から徒歩約3分。四条通と御前通の交差点、北東角。

取材・文・写真/泡☆盛子

「胡椒餅 福丸」

2020年12月21日オープン
住所:京都市中京区壬生仙念町31
営業:11:30〜19:00(売り切れ次第終了)※木曜&第2・4金曜休

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