圧倒的挫折から王者へ、マヂカルラブリーが歩んだ茨の道

2021.2.6 07:00

マヂカルラブリー(左から、野田クリスタル、村上) © ytv

(写真1枚)

ゲストの人生の浮き沈みを秘蔵映像とともに振りかえる『八方・陣内・方正の黄金列伝!』(読売テレビ)。2月14日放送回には、『M−1グランプリ2020』王者・マヂカルラブリーにスポットを当てる。

素人時代からテレビ番組『学校へ行こう!』のお笑い企画で優勝するなど、若くして才気煥発だったボケ担当の野田クリスタル。16歳の若さで吉本入りするも、当時のコンビはほどなく解散。ピン芸人として活動していた野田の才能にほれ込んだツッコミの村上が誘い、2007年にマヂカルラブリーが結成される。

その翌年には『M−1』準決勝まで進出する快挙を見せるが、仕事は増えないどころか、ルミネの劇場にさえ立たせてもらえない日々。野田は、「自分たちの笑いはとがっているので、ネタがすべってもいい」という考え方を貫き通し、テレビで活躍する芸人を「小器用芸人」と見ていたが、『M−1』での笑い飯の漫才を見て、「自分たちより面白い人がいる」と圧倒的挫折を味わったという。

その頃、仕事は月に1、2本。バイト頼りの生活のなか、全力でウケるネタを模索する2人。その甲斐あって、憧れの『M−1グランプリ2017』決勝戦に初出場を果たすも、結果は無惨にも最下位に。審査員の上沼恵美子からは、「頑張ってるのはわかるけど、好みではない」「よう決勝残ったなと思って」と酷評され、さらにどん底へ。

が、そんな大恥を糧に笑いへの情熱は一層高まり、野田が『R−1ぐらんぷり2020』で初優勝。そして、年末の『M−1グランプリ2020』で遂に頂点に立つ。仕事も急増した今、野田はかつて小馬鹿にしていた「小器用芸人」のスゴさを痛感しているという。この模様は2月14日・夕方4時25分から放送される(関西ローカル)。

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