京都・二条城前に、フランス発の高級ホテルが開業

押小路通りに面する最上階の「離宮スイート」はデッキから二条城のお堀が望める。バルコニーだけでも33平米、室内と合わせると86平米の贅沢な造り
京都・二条城前にラグジュアリーホテル「京都悠洛ホテル二条城別邸 Mギャラリー」(京都市中京区)が、11月28日オープン。25室という小規模な宿泊施設で、贅沢なサービスや空間を提案するという。
フランス・パリを拠点に、世界110カ国、5千軒超のホテルを擁する企業「アコー」が、今回は「プレミアム」クラスのブランドを展開。2019年4月に京都・三条にオープンしたホテルに続き、国内2店舗目となる。
「二条城別邸」では、フロントに二条城の石垣を模した岩壁をあしらい、市松模様とフラッグチェッカーをかけた床面を施し、行灯にもペンダントライトにも見える照明を配すなど、伝統的な武家社会から西洋文化の社会へと変化していった幕末の京都をコンセプトに「和洋折衷」を表現。
和を表現した朱色がポイントカラーのゲストルームは、全て40平米以上。全室に漆で加工したキャビネットや、漆と箔で仕上げた木彫刻の作品、京都の着物作家が手掛けたクッションなどをセッティング。
「自分磨きにこだわりを持つ、知的で好奇心旺盛なミドル世代の女性の感度に響くしつらえを意識しました。ヨーロッパで主流の、質やクリエイティビティを追求した小規模のブティックホテルは、京都ではまだ少ない。スモールラグジュアリーならではのきめ細やかなサービスと、当館ならではの体験を楽しんでいただければ」と担当者。
そのため「壬生寺」の非公開の本堂と狂言堂を拝観できる特別拝観や、「高松神明神社」の神主と祝詞をあげ、神主の講話が聞ける「朝のお参り体験」など、女性を意識したアクティビティにも注力している。
レストラン「Singular 眞蔵(しんぐら)」では「和魂洋才」がテーマ。魚介類をワインで煮込むフランス料理「マトロート」をベースに、スッポンや宇陀金ごぼう、八丁味噌、カカオといった和洋の食材を組み合わせるなど和素材のフレンチが味わえる。
宿泊料金は1泊1室60000円~(税サ込、宿泊税別200円)。2021年1月31日までは、送迎、デラックスルームでの宿泊、ディナーと朝食、壬生寺のアクティビティを含めた1日1組限定の記念宿泊プラン(1泊1室2名利用、1名46250円~税サ込、宿泊税別200円)も実施。
取材・文・写真/中河桃子
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